【艦これ】龍驤の乳首を開発するだけのスレ
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4: ◆kquYBfBssLZl[saga]
2017/07/24(月) 23:55:19.41 ID:IlHfZ6GcO
部屋は雰囲気たっぷりに間接照明が……などということはなく、普通に照明が点いている。
まず目に入るのはずらりと並ぶ本棚。
床から天井までのものが二棹、衣装棚を半分改造して本棚にしてあるものが一棹、他にもデスクの上にカラーボックスと積み上げられた参考書。そしてベッド脇のサイドチェストに数冊。
ここに並んでいる本は全て彼の私物であり、小説や伝記などが多い。
官報や戦術書、歴史書などは執務室の本棚に並んでいる。
いくら本の虫とはいえこの蔵書量は、背の低い自分からするとかなり圧迫感を覚えてしまう。
本の壁を眺めていると、苦笑いの彼が声をかけてくる。
「どうだ、ちゃんと整理してあるだろ?」
「んー、まあ、及第点ってトコやな」
最初にこの部屋に来たときにはこんなに整然としていなかった。
シリーズものが全く違う棚に入っていたり、栞の紐がだらしなく外に出ていたりと、とにかくごちゃごちゃしていたのだ。
落ち着かない、と言ったのを覚えていたらしくて、次に来たときから彼なりに整理を始めたようだった。
……そんなことで嬉しくなってしまう自分は、相当参っているのだろう。
「龍驤」
名前を呼ばれて振り向く。
ベッドの端に腰掛けた彼が、手を差し出している。
指先を引っ掛けるように置くと、どちらからともなくするりと絡む。
緊張とも、羞恥とも違う、鼓動の高鳴り。
何かが心に沁みるような心地。
彼の片膝にお尻を乗せて、向かい合う。
片手は繋いだままに身体を寄せる。
彼の腕が背中に回って、今にも踊り出しそう。
二人で踊る姿を想像して、少し笑った。
「どうした?」
彼の声が耳元へ降ってくる。



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