301: ◆MQKemQ7EZz9R[saga]
2017/12/19(火) 22:37:12.77 ID:8tJ19dmT0
ドレッサーの引き出しから1つ、口紅を取り出す、キャップを外し、艶のあるルージュを唇の上に滑らせる
真姫「にこちゃん…愛してるわ」チュッ♡
愛
そこには確かな愛があった、甘く…蕩けるような囁き声、カーテンを閉め切った薄暗い部屋の中、隙間から射す小さな光が
重なり合う二人少女を照らす、先刻の情事からまだ上着を羽織らず、一糸まとわぬ女体の儘、彼女…西木野真姫はその小さな身体へキスの雨を降らせる
愛してる、愛おしい
胸の高鳴り、胸の奥の疼き…ピンと張りのある胸の先端は矢澤にこの唾液でぬらぬらと照り、闇に射す一筋の光がそれを一層淫靡に魅せる
防音仕様の室内には白い肌に証を残さんとする真姫の接吻の音だが支配する
唾液を含ませ、強く吸い上げる、ちゅぱっ、唇が離れていく別れを惜しむように、ゆっくりと…
不要な物として外された首輪も鎖も、勉強机の上に整頓された医学書も、にこが暴れた事で無造作に転げ落ちたぬいぐるみ達も
その静かな、神聖な愛を見守っていた…
ちゅぱっ、ちゅぷっ
股に極めて近い腿、脇の下、乳首の真横、お尻、足の裏…順に愛を残していく
そして――――
にこの唇に―――だけはしなかった、口紅の後をつけるのはお互いに純白のウェディングでヴァージンロードを歩んだ後だ
何時の日にか、お互いの眼を見て、チャンペルの下で…そんなささやかな幸福、その瞬間に残すべきなのだと
真姫はにこの柔らかな頬に手を触れ、そっと瞳を閉じて天蓋付きベットの天井を仰いだ…
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