【がっこうぐらし】安価ぐらしDAY1【生き延びよう!】
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346: ◆JIAuvu1PvIJ6[saga]
2017/08/20(日) 14:13:19.22 ID:K0NqizJJO
アリス「君は君が出来る何かを見つけるべきよ。それがたとえ真似事だとしても」

由紀「…………」

アリス「悠里の手伝いをしてどうだった? それは君に出来る事だった?」

今すぐに完璧に出来るわけではないだろう
だけど、何か一つは出来るかもしれないと思ったことがあったはず
何も出来ないなんてことはなかったはず
だったら、それでいいと私は思う。 それが、一つの努力だと私は認める

もちろん、変に期待させているだとか
私が由紀に対して甘いだとか、ひとに対してどういう人間なのだとか
直情的な意見ばかりの由紀に勘違いされて変に広まっても困るから
そこまで言うつもりはないけれど。

アリス「君はまだ子供でしょう? なら、君が知らない君が出来る事があると、信じてみればいい」

由紀「信じる……」

由紀は自意識過剰の正反対で、ほとんど自分に自信を持てていない
だから、何かを自分からやり出すことが出来ないでいるんだろうし、何をやっても駄目なのだと
役立たずなのだと、”子供の分際で”勝手に悩んでしまっているんだと思う
まったくもって、不愉快極まりない

知らない事ばかりというだけの事なのに
勝手に諦めて、勝手に決めつけて、余計に何も出来なくなっていく
そんなくだらない人生で良いとあきらめるくらいなら、死んでしまった方がマシだ

アリス「なにも出来ない自分を、何かが出来ると信じて行動する。君がすべき努力はまずそれよ」

由紀「難しいこと……ばかり、だけど」

アリス「………」

由紀「自分を信じた方が良いって、ことだよね?」

8割程度の話が通じていないということを理解したうえで
それがこの子なのだと諦念を抱き、ため息を飲み込んで頷く
頷いたと言っても項垂れたようなものだけど
それもいつかは、変わるかもしれない

面倒をいつまでも見てあげるつもりはないし
甘やかしたりなんだりとするつもりはないし
いつかは離れ離れになることもあるだろうから
丈槍由紀が変わった姿を見ることはできないかもしれないけれど。

正直言って……今のままは足手纏いではないにせよ耳障りで目障りだから

アリス「そう思ったのなら、そうしなさい」

私の目の前にいるというのなら、少しは変えてあげるべきだろう 
この子が生きている価値ある人間であると、守る価値ある人間であるのだと
私たち以外の誰かが、あるいは、この世界が認められるように。


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