【がっこうぐらし】安価ぐらしDAY1【生き延びよう!】
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513: ◆JIAuvu1PvIJ6[saga]
2017/09/06(水) 16:55:46.33 ID:kDouMOa70

アリス「私ね……私は狼が好きよ」

由紀「狼……」

アリス「そう、狼」

私が何の皮肉もなしに答えたのが珍しかったのかもしれない
由紀は少し驚いたように繰り返して、私を見る
こういった話をした相手も、当然のごとく数えるほどにも居ないし
居ても覚えていない、せいぜい慈くらいだ

相手の印象が薄かったのもあるけれど
そう言った人間は最終的に私の傍から離れていった
歳を重ねていくごとに、私という人間の気味悪さが彼女達の間で強くなったのだと思う
私は私で対して変化した覚えは無いから、きっとそう

だからと言って、私が追うこともなく変化することもなかったから
最終的に喪失へと繋がったのだろうけれど

アリス「私の生き方が一匹狼のまさにそれだから」

由紀「……どうして?」

アリス「どうして、と、言われてもね。単に群れ為す意味が見出せなかった。輪に加わるセンスが私には欠けていたから。じゃないかしら」

かしら? と疑問符を織り交ぜながら言っては見たものの、自分でははっきりと理由がわかっている
くだらなかった。馴染めなかった。必要がないと見限っていた
だって、誰かと付き合うということは、私の自由が殺がれるということに他ならない
そんなことになって何の利点があるのだろう

何でも成す事が出来るはずの貴重な時間を、なぜ、どうでもいい他人に捧げなければならないのか
カウンセラーの女医は言った
それは生きていくうえでの経験を積むためだと。
だから私は言った

付き合いが無駄だと言うことは学んでいるから必要ない。と

アリス「私は面倒くさい子供だったのよ」

由紀「それで、狼が好きになったの?」


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