【モバマス】モバP「エロトラップダンジョンその2?」【R-18】
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2: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/08/12(土) 01:44:47.86 ID:5DOjEPeC0
[小日向美穂]

 寮の自室に備えてあるベッドに寝たはずが、起きてみれば洞窟に転がされていたという経験があるだろうか。
 とりあえず小日向美穂の人生の中ではそんなことはなかった。

 今日までは。

「…………」

 少し蒸し暑い洞窟の中で心細い足音が響いている。小さな汗は環境下からくる汗か、冷や汗なのか本人にはわからない。

「…………」

 洞窟は薄暗く、分かれ道もあれば坂もある。方向感覚なんて当然あったものではない。出口らしい物もなければ、ただ延々と同じ風景が続くだけだ。

「……はぁ、はぁ」

 次第に体力も消耗し、息も少しずつ荒くなってくる。服装に関しては私服だから問題はないが靴はそうもいかない。どう考えても洞窟の中を歩くのに適した靴ではないのだ。

 そもそも寝ていたはずなのに、私服に着替えていることも靴を履いていることもおかしいのだ。つまるところ――

(夢なら早く覚めてくれないかなぁ……)

 悪夢だとかそういう物を見たことがないわけではない。誰かに追われる、高いところから落ちる、そういう類の夢だと言うならば早く覚めるよう美穂は願うしかない。

「……ふぅ」

 汗を拭いながら足を進める。夢なら歩く必要はないと美穂もわかってはいるものの、何となく洞窟の中で立ち止まることを身体が拒否していた。
 嫌な予感がするのだ。それが何かわからない。しかし確かに何者からか狙われているような、不気味な嫌悪感が美穂の足を無理やりに進めていた。

 そして、その予感は半分あたっていた。ただ誤っていた点としては、彼女を狙う欲望の塊がこの洞窟全体に及んでいることを彼女自身がわかっていないことだった。


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