【モバマス】モバP「エロトラップダンジョンその2?」【R-18】
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35: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/08/20(日) 00:48:26.31 ID:iJ102K9R0
[橘ありす]



「ふぅ、ふぅ……」

 壁に手をつきながらゆっくりと歩く姿がそこにあった。橘ありすは出口のない水路を進んでいた。

「どうしてこんな場所を私は……」

 いつも履いているお気に入りの靴はすっかり水分を含んで重くなっている。水位の高さはスカートをつまんで少し上げとかないと水を吸ってしまう高さで、問題はないが靴に限って言えばそうではない。

 元々、ありすも好き好んでこんな場所に足を踏み入れたわけではない。事務所から仕事場に移動中の車の中でつい、うたた寝をしてしまい、それで気が付いたら謎の洞窟に倒れていたのである。

「これ、急に水位が上がるとかそんなことないですよね……」

 普通に歩くより水の中を歩くということは体力の消耗が激しい。しかも出口も先も見えないのだ。いつまで歩けばいいかもわからないのは精神的にもつらい。

「いつまで、こんな、歩かないと……はぁ」

 水路をひたすらに進む、進む、進む。

 そして疲労が蓄積していたせいか、いつの間にかありすは水質が少しずつ変わっていることに気づくのがだいぶ遅れた。

「あ、あれ?」

 彼女がそれに気が付いたのは、水をかき分ける音が殆ど聞こえなくなった時だった。

「こ、これは?」

 足に着いた水が"流れ落ちない"。それどころか粘つくように足に引っ付いている。

「え、え?」

 思わずその水を手で触ってみる。それはひどくドロっとしており、手で持ち上げてみるとドロリと垂れ落ちた。

「い、いつの間に、なんですかこれ?」

 ありすの声に焦りが混じり始める。

「あ、足が!?な、なっ!?」

 そしてその声が驚愕に変わるのに時間はかからない。

 さっきまでは重いながらも問題なく進んでいた足が、まるで何かに絡みつかれているかのように動かなくなっていた。壁に手をついていたおかげで倒れる事態は回避できたが、問題が解決されたわけではない。

「そ、そんな、だ、誰か……」

 慌てて足を動かすがもう遅い。それどころか――

「ひゃ、ひゃあ!?」

 水がありすの足を登り襲い掛かってきた。



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