【モバマス】モバP「エロトラップダンジョンその2?」【R-18】
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36: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2017/08/20(日) 00:49:19.73 ID:iJ102K9R0
 まるでそれは生き物のようだった。ありすの足から這いずるように上に上に侵食してくる。

「なっ、やっ!」

 ただそれを呆然と見つめる程ありすは愚かではない。足元からのその脅威を払いのけようと手で払い、足を動かし何とか引き剥がそうとした。

 しかし、相手が悪い。

 ありすが水路だと思い込んでいたそれは、スライムで満たされていた通路だったのだ。足を踏み入れた段階では水状だったわけは、獲物を逃げることの出来ない範囲まで追い詰めるための罠だったのか、それに答える者はいないが、彼女が絶体絶命の危機であることだけは事実だった。

「は、離れてください!」

 いつしか足に絡みつくスライムの密度は増し、次第に自分の動きが鈍くなってきていることはありす自身わかっていた。

「く、このっ……!」

 焦りだけが募っていく。ただ一つだけ幸いだったのは、水路の端、要は壁によりかかって歩いていたおかげか、スライムに足を取られて転倒するという事態だけは避けれていたことだった。

 もしも、このスライムの中に身を沈めてしまうと考えるとありすはゾッした。恐らく彼らは自分自身を取り込もうとしていると思っていたからだ。

 ただ、その考えが誤りであることはありすは知らない。水路に満ちているスライムがありすの"なに"を狙っているのかなど、大人びているとはいえまだ子供の彼女にとってわかるはずはなかったのだ。

「は、早く、抜けなきゃ……」

 じわじわと上りつつあるスライムを手で押さえながら(意味はないが)ありすは重い足を少しずつ前に動かしていた。しかし、それも最初歩いていた時と比べると格段に遅く、おまけに疲労の溜まり方もまるで違う。

(足が、鉛みたいに……)

 スライムの密度は益々上がっている様で、それをかき分けて進むのにも限界が近づいていた。それに既に太腿までスライムは侵食してきていた。

「んっ……!」

 ありすの身体が突然、ピクッと身体が震えた。まるで太腿を撫でるようなその感触に反応してしまったのだ。

「も、もうこんなところまで……!」

 水位が上がっているわけではない、それはスライムが何らかの意思を持って上がってきているのだ。

 ありすの足が止まった。



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