12:名無しNIPPER[saga]
2017/08/19(土) 12:29:49.01 ID:QW81110p0
山に近い街はずれにあるその会社の敷地は思ったより広く、白い倉庫の様な建物があった。
駆除業者「では見学の申請書類に署名をお願いしたいので事務所まで来て頂けますか?」
男「わかりました」
手続きを済ませると駆除業者にアライさんを処分するという区画に案内された。
そこは床が殺風景なコンクリートになっていて、さっきサインした事務所とは全く異なる雰囲気だ。
駆除業者「そこは段差になっているのでお気を付け下さい」
駆除業者が指す方を見ると大人の腰くらいの深さで縦横3m四方ほどの穴があいている。
駆除業者「この穴に水を張り、アライさんを檻ごと沈めて殺処分します」
そう言いながら穴の脇にあるバルブをひねると勢い良く水が流れ出した。
駆除業者「水が溜まるまで少々掛かりますので、捕まえたアライさんを一時保管する場所にご案内しますよ」
案内された先には男の自宅で捕まえたアライさんもすでに運び込まれていて、他に数匹のアライさんやその子供が檻に入れられている。
おそらくこの市で捕まえられたものだろう。アライさんの数だけ自分の他にも同じ様な被害に遭った人がいると考えたらまた怒りがわいてきた。
よく見てみると檻の大きさはそれぞれ違うが、どの檻にもアライさんが一匹ずつしか入れられていない。子供なんかはまとめて入れたほうが
省スペースになりそうなものだが…。ふと駆除業者に疑問を投げかけると、彼は一瞬笑みを浮かべたがすぐに無表情に戻り
駆除業者「アライさんは餌をやらずに放っておくと共食いするんですよ。いくら害獣とはいえ、見た目は人間に近いですから。
流石に我々でもそんなものは見たくありません」
男「…それは気持ち悪いですねえ」
駆除業者「そろそろ水が溜まっていると思いますので戻りましょう」
男「おっ、いよいよですか」
親のアライさんは相変わらずわめいているが駆除業者は全く反応する様子は無く、さっき捕まえたアライさん親子が入った檻を台車に乗せ男とその場を後にした。
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