167:名無しNIPPER[saga]
2017/10/10(火) 18:16:20.17 ID:Tvf18hCS0
3、4時間前か…。食べ物でも探しに行った親の身に何かあったのか?足を滑らせて急斜面を滑落したとか、
他の動物に襲われたとか色々考えられる。
男「随分長くここにいたんだね。でもじきに暗くなるからもうお家に帰ったら?」
アライちゃん「でもでも、ままにここにいろっていわれたのら…しょれにここがどこかわからないのらぁ」
そんなに巣穴から離れた場所まで来たのか?もしやと思い、更に尋ねる。
男「アライちゃんがお家を出たのはいつごろなの?」
アライちゃん「まだあしゃはやくだったのら。アライしゃん、まだおねむだったのにままにいっしょにくるのら、
っていわれてここまでつれてこられたのら。くたくたでうごけなくなったのらあ」
アライちゃんの移動スピードが遅いとはいえ、朝早くからとなると結構距離がある。遊んだり食べ物を探すために
子供を連れてそんなに移動するとは考えにくい。……これは多分親に捨てられたな。
おおかた食べ物が少なくなって養いきれなくなったアライちゃんが邪魔になったんだろう。
アライちゃん「くたくたになったから、はっぱのおふとんでねてたらにんげんしゃんがきたのら」
何も気付かずのんきなものだ。しかし捨てられたとなるとこのアライちゃんを利用して親を捕まえるのは無理だな。
なんせ親からすればもう邪魔者にしか過ぎないのだから。残念だが、手ぶらで帰るよりはマシだから連れて帰ろう。
男「アライちゃん、このままここにいたら危ないから一旦俺と帰ろう?明日一緒にアライちゃんのママを探すのを
手伝ってあげるよ」
アライちゃん「でもぉ……」
男「夜になったらこわーいけものが来て食べられちゃうよ?」
アライちゃん「ひゃあ…しょれはいやなのらあ……にんげんしゃん、アライしゃんをつれてってなのらあ」
男「じゃあこの箱に入っててくれる?」
アライちゃん「わかったのらー」
アライちゃんは言われるがままに箱罠に入る。そういえば罠に入り込む瞬間を見るのは初めてだ。
純粋に罠に掛かった訳では無いが、こんなに間抜けに見えるんだな。そして罠を持ち上げ歩き出すと、
アライちゃん「らくちんなのらー♪しゅしゅめしゅしゅめーなのらあ♪」
アライちゃんは乗り物にでも乗った気分なのか、無邪気にはしゃいだ。
男「アライちゃん、楽しい?」
アライちゃん「たのしいのらぁ。でもままのしぇなかにのるほうがもっとたのしいのらっ♪」
男「そうなんだ。アライちゃんはママの事が大好きなんだねえ」
アライちゃん「しぇかいでいちばんしゅきなのらあ。ままはしぇかいいちのままなのらー」
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