男「アライさん虐待トーナメント?」
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260:名無しNIPPER[saga]
2018/03/18(日) 18:16:50.76 ID:0H0vUuCl0
おじさん「父が死んだ後、何かに利用している訳でも無いので山を手放したらどうか、と親族から言われましたが…

私には出来ませんでしたねえ」

おじさんにとっては思い出深い場所という事だろう。そんな場所がアライさんに好き勝手されるのは我慢ならないというのは容易に想像できる。
だが他にもいわゆる害獣と呼ばれている動物はいる訳で、おじさんの中では害獣とアライさんとの間にさらに線引きがある、という事か。
それはアライさんだけは虐待する、という事から見ても明らかだ。

そういえばもう一年前になるのか。俺の家を荒らしたのはアライさんだと警官に告げられた時、言いようの無い怒りを感じた事があったな。
もしこれが人間の泥棒だったら?ただのアライグマだったら?勿論ムカつきはしただろうが、処理場を見学した時の様に死に顔を拝んでみたい、
とは流石にならなかっただろう。

結局しばらく考えていてもアライさんに対する不快感の正体はわからなかった。
もしかしたらおじさんも俺と同じ様な感情をアライさんに抱いているのかもしれない。

おじさん「そろそろ罠のある所ですね」

箱罠は空っぽだった。アライさんがいないに越した事は無いが、単に罠に引っ掛からなかっただけかもしれないので素直に喜べない。
罠の中の餌はそのままになっており、周りにもアライさんや野生動物の足跡らしき物も無い。罠をスルーした訳では無く、
ただこの場所には現れなかっただけの様だ。

おじさんが罠を持ち上げて運ぼうとしたので、男は「自分がやりますよ」と声を掛けたがおじさんは「じゃあ次の罠はお願いします」と返事をした。

―――――――――――――――

一旦車に戻って空の罠を積み、二個目の罠の回収に向かった。到着すると罠の中にはアライさんが一匹閉じ込められていたが、
やせ細っている上に丸く縮こまっていたので、よく見なければ成体のアライさんだとは気が付けなかった。

アライさんは物音を感じ取ったのか頭を上げ、

アライさん「また人間なのだ…。お前たちもアライさんを追い回すのか?違うならここからアライさんを出すのだぁ…」

この口ぶりを聞くに、元々この山にいたのでは無く最近どこからかやって来たアライさんの様である。
聞く手間が省けたので後は処分するだけだろう。おじさんがストックを構えると、

アライさん「その棒はなんなのだ…お前たちもやっぱりアライさんを叩くのか?でもこの中にいればアライさんを叩く事なんて出来ないのだ。

アライさんを叩きたいならここから出すしかないのだ。ほらほらどうするのだ?人間?」

挑発してるつもりなんだろう。出た瞬間にお前たちに噛み付いて逃げてやろう、という意思が目つきから見て取れる。
爪や牙を持っているクセに、刺すという発想は無いのか。

おじさんは罠の上の格子からストックを挿し込むと、アライさんの胸に狙いを定めて突き刺した。

アライさん「ぶふぉおっ!?」

アライさんは目を丸くして我が身に突き立てられたストックを両手で握って抵抗した。


続く


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