男「アライさん虐待トーナメント?」
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93:名無しNIPPER[saga]
2017/09/22(金) 18:17:42.88 ID:iZCe9hnB0
男「ところで人間はアライさん達に酷い事をするって言ってたけど、具体的に何かされたの?」

アライさん「おかあさんがいうには、まえにひろいばしょであまくておおきなまんまるをもっていこうとしたら

ニンゲンどもにぼうでたたかれて、おいまわされたそうなのだ」

どんな酷い仕打ちを受けたのかと思えば…単に畑からスイカかメロンあたりを盗もうとした所を見つかって追い掛け回されただけらしい。
自業自得な上に逆恨みとは恐れ入る。逆に言えばその程度の事でも人間に不信感を持つんだな。普段は偉そうで単純なクセに、
少し嫌な事があるととたんに疑り深くなる…知れば知るほどどうしようもない生き物だ。

面白い話も聞けたし、後は隙を見て拘束するだけだが…せっかく目の前のアライさんの警戒心は少しゆるんでいる様なのでもうちょっと遊ぶか。

男「それは大変だったね。でもアライさんと仲良くしたいと思ってる人間もいるって知って欲しいなあ」

アライさん「ほんとうなのか?」

男「本当だとも。アライさん達を保護しようって活動をしている人達もいるよ」

無論嘘である。現実にはアライさんに同情する人などいない。

アライさん「アライさんはほごされるつもりはないけど、なかよくできるならしてやってもいいのだ」

男「人間に酷い事されても許してくれるなんて偉いね。そんなアライさんにさっきの食べ物もっとあげるよ」

アライさん「まだあるのか?もっとたべたいのだ!」

まだこのアライさんは単純なままの様だ。いくら情報として人間には気をつけろと言われていても、自身で体験しなければ意味が無いって事だな。
まあこの後身をもって知ってもらうとしよう。

男「はい、どうぞ」

アライさん「わあ、たくさんあるのだー。おまえはいいニンゲンなのだ!」

男「少しは信用してくれたかな?」

アライさん「さっきはうたがってわるかったのだ」

男「分かってもらえたなら嬉しいよ。ついでにこれもあげる」

リュックから出てきたのはレンチだった。普通なら山に持ってくる道具ではないが、アライさんの頭を殴るのに丁度いい大きさと重さなので入れておいたのである。
人間に会った事すらないアライさんはそれが工具であると理解できず、何かの食べ物だと思っている。

男はレンチを掲げると、アライさんの頭目掛けて振り下ろした。

アライさん「ギャッ……」

呻き声をあげて倒れたアライさんはそのまま動かなくなった。男はロープを取り出しアライさんの手足を縛ると置いていた罠にアライさんを入れ、
引き揚げる準備をする。アライさんの不意をついてぶん殴るのは本当に楽しいなあ、などと考えていると面倒な作業の苦労も感じずに済んだ。


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