【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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39:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:46:36.27 ID:u1xI7N2CO
しかし兎角のこんな予想ですら当たることはなかった。
前を歩く晴が兎角達の部屋、1号室の前を通り過ぎたからだ。
兎角は驚き晴を見るが、晴はそれが当然という風に歩き続けている。
これには千足も驚いたのか目を見開き兎角らを見るが、今度はその千足も驚くこととなる。なぜなら柩もまた自分達の4号室の前を通り過ぎたからだ。
にわかに兎角と千足は不安になる。いったいこれから何が起こるというのか。さっきまでとは違う理由で心臓がばくばくと鳴っていた。
やがて晴と柩はある部屋の前で立ち止まった。
「ここですよ。入ってください」
その部屋を見た瞬間、兎角と千足は完全に恐怖で凍りついた。
晴と柩が指し示した部屋。そこは金星寮C棟10号室、兎角と千足が密会に使っていた部屋であった。
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