【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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41:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:50:28.69 ID:u1xI7N2CO
 10号室は空き部屋ながら家電類を除く基本的な家具は他の部屋と同等のものが入れられていた。つまりは学習机やテーブル、ソファーやベッドなどである。
 そんな中で兎角達四人はリビングとベッドルームの間の空間に立っていた。晴と柩がリビング側、兎角と千足がベッドルーム側である。

 両者の表情は対称的であった。晴と柩はまさにクライマックス直前と言わんばかりの楽しげな笑顔を浮かべているのに対し、兎角と千足はまるで死刑宣告直前の罪人のような不安げな表情で二人を見ていた。
 二人の困惑が最高潮にある中、おもむろに晴が手を叩いた。

「それじゃあ兎角さん、服を脱いでください」

 柩もそれに続く。

「千足さんもお願いします。もちろん全部ですよ?」

 唐突な要求に驚く兎角と千足。しかし晴達は反論の隙すら与えなかった。

「今さら抵抗なんてしないですよね?兎角さん」

「千足さん。言うことは何でも聞くっていう約束でしたよね?」


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