【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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43:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:55:37.46 ID:u1xI7N2CO
 兎角もまた晴に突っかかる。

「いったい、どういうことだ!?」

「どうもなにも、生田目さんのおっぱいを揉むんですよ。大きいから揉みごたえがあると思いますよ」

「そうじゃなくて……!」

 すれ違う会話。そのさなか兎角は嫌な予感をしてしまう。
 まさか晴は始めから許すつもりなどなかったのではないだろうか。当の昔に愛想を尽かしており、この仕打ちは『それじゃあ後は生田目さんと仲良くしてね』というつもりなのではないだろうか。
 兎角は思わず震える。

「晴っ!私はっ!」

 しかし兎角の言葉は我慢ができずに前へと出てきた晴によって遮られた。

「あー、もうっ。素直にしちゃえばいいんですよ!」

 そう言って晴は兎角の手首をつかみ、その手を千足の胸に押し付けた。

「っつ……!」

 思わず反応する千足に兎角は慌てて手を引っ込めようとするが、それは晴が許さなかった。

「だめですよ、兎角さん。そのまま揉んであげてください」

 晴が兎角の手首を握る手に力を込める。単純な筋力で言えば兎角の方があるにもかかわらず兎角は晴の雰囲気に抵抗できずにいた。

「ほら、指全部を使って揉んでください。……おっきいですね。しかも柔らかい。あ、ほら、人差し指で乳首も刺激しなきゃだめですよ。こっちも大きいですね。しかも固くなって、エッチですね」

「くっ……!」

 兎角はそれがまるで魔法の呪文であるかのように晴の言葉に従い千足の胸を責める。千足はそれに反応しないように努めていたが体の興奮には抗えきれず、押し殺した喘ぎ声を幾度も漏らした。
 それを見て柩も面白そうに声をかける。

「ほら、千足さん。されてばかりじゃ申し訳ないですよ。千足さんも揉んであげてください」

「ふっ、ううっ……」

 おずおずと伸ばされた千足の手が兎角の胸に触れる。

「くぅっ……!」

 兎角も思わず快楽の声を漏らす。瞬間晴の機嫌を悪くさせたのではないかと兎角は隣の晴を見たが、晴はむしろ嬉しそうですらあった。


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