【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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44:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:56:37.89 ID:u1xI7N2CO
「ふふっ、それじゃあ二人とも、気持ちよくなってくださいね」

 そう言って晴は元いたソファーの所に帰っていく。
 晴が離れた以上兎角はその手を千足の胸から離すことができた。しかし晴の、そして柩の言葉は今の兎角達にとっては呪文であった。

「ほら、もっと強く揉みしだいてください」

「乳首をつまんでください。……そう。あ、引っ張ってみてもいいかもですね」

 兎角と千足は言われるがまま、向き合い立ったまま互いの胸を愛撫しあった。
 恋人に見られながらこのような痴態を行うのはとても羞恥であり、そしてそれ以上に恥ずかしいことはこんな異常なプレイにもかかわらず自分が反応してしまっているということであった。

「ん……!」

「くぅ……!」

 散々じらされた体は正直に反応する。
 それでも兎角と千足は恋人に気を使ってかできる限りその反応を抑えようとしていた。
 しかしそれを妨げたのも恋人たちの呪文であった。

「大丈夫ですよ、千足さん。ぼくはちゃんとわかってますから。だからちゃんと気持ちよくなってください」

「兎角さんもだよ。晴、兎角さんのかわいい声が聞きたいな」

 繰り返される刺激と魅力的な呪文は兎角と千足の理性を侵食する。
 二人のあえぎ声は徐々に大きくなり、ついには最初の絶頂時、兎角が大胆な嬌声を上げた。

「んん、ぁんっ……!」

 上半身にピリピリとした快楽が駆け巡り、太もも辺りから力が抜ける。
 兎角は倒れないように慌てて踏ん張り、シュールな体勢になる。
 晴と柩はそんな兎角の格好ですら楽しげに見つめていた。

「兎角さんの声、かわいかったよ。晴、もっと、もっと聞きたいな」

「千足さんも遠慮しなくていいんですよ。そっちの方が絶対気持ちいいでしょうし。東さん、もっと千足さんを気持ちよくさせてあげてください」

 これをきっかけに二人の嬌声は遠慮のないものに変わる。
 異常な状態はわかっていたが、火照った頭では抗いきれるものではなかった。
 精神的な箍が外れると快楽は増大し、そのまま二人は胸だけで軽く三回は絶頂した。

 二人は、あるいは四人は完全に色欲の狂気の中に落ちていた。


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