【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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46:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:59:15.61 ID:u1xI7N2CO
やがて淫猥な宴はクライマックスに達する。
「それじゃあ二人とも、貝合わせをするような格好になってください。あ、でもまだくっつけちゃだめですよ。十センチくらい離していてください」
兎角と千足はフラフラの体で指示に従う。抵抗するという考えすらないようだった。
互いに下半身を前に出す形で向かい合って座り、互いに右足を相手の左足に乗せて近付きやすくする。二人の、汁をドロドロと垂れ流す発情しきった性器が向かい合う。
二人の用意ができるのを見るや、柩がベッド脇から何かを取り出した。
それは男性器を模した張り型を繋げて棒状にしたもの、いわゆる双頭バイブであった。
それを見たときは快楽に茹で上がっていた兎角達もさすがに息をのんだ。
指の一本二本程度なら入れたことはあったが、あれほどはっきりしたものを入れたことはなかったからだ。
二人の気後れに気付いたのか柩が優しく微笑んだ。
「大丈夫ですよ。これは比較的太くないものですから」
加えて晴も安心させるかのように後ろから兎角の両肩に手を置く。
兎角は振り返って晴を見た。
「晴は……」
「はい?」
「晴は、あれを入れている私を見たいのか?」
晴はこの質問に驚いたように目を見開き、そして笑顔になった。
「はい、みたいです。あれで兎角さんが気持ちよくなっているところ。晴の見たことのない兎角さんが」
「そうか……」
兎角は浅い呼吸をしながらそれ以上は喋らなかった。
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