7:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:28:17.41 ID:hde7sgbY0
アライしゃんAは、なんというかこう、いかにも調子に乗っていますね
聡明なアライさんは自力で脱出したのだー、とでもいわんばかりの態度で目もつり上がっています
アライしゃんBもどこか偉そうではありますが、同時に出してくれた飼育員に恩義を感じてもいるようです
目もなんだか垂れ目気味で、覇気がありません
アライしゃんにもそれぞれ個性がありますが、基本的にはだいたいどちらかのパターンに分岐するそうです
8:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:29:35.22 ID:hde7sgbY0
アライしゃんA1「なんなのだ! ここから出すのだ!」
アライしゃんA2「ひどいのだ! せっかく脱出したのにまた出られないのだ!」
アライしゃんA3「この悪者め! アライさんがやっつけてやるのだ!」
アライさんAは、ケージから出たその日のうちに、それぞれが今度は直径1メートルほどの檻に入れられます
9:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:30:46.77 ID:hde7sgbY0
やはり黎明期には多くの苦労があったようです
エサをやるたびに反抗し暴言を浴びせスキあらば脱出しようとするアライさんに、多くの飼育員がノイローゼになったといわれています
飼育員の負担を減らすため、アライしゃんの目をくり抜く、声帯を切除する、爪と牙を折り腱を切断する、脊髄を半壊させるなど様々な手法が試されました
しかし、その全ては徒労に終わることになったのです
生きている限り、そして食事さえ可能なら致命傷であってさえ時に復活し得る…
10:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:31:22.12 ID:hde7sgbY0
実際の屠殺のやり方については、檻ごと水に沈めて動かなくなったところで首を切るという昔ながらの方法が多いとのことです
生きたままの丸焼きや活造りを望む食通もいるため必ずしもそうなるとは限りませんが、少なくともこのシステムが一般化してからはアライさんが生きて檻から抜け出したケースは報告されていません
何にせよ、アライしゃんからすればAグループに振り分けられた時点で余命が数ヶ月であることが決定するということなりますね
完全な成体になるには一年以上の育成が必要になりますが、育ちすぎると臭みも出ますし肉も固くなります
アライしゃんが妊娠可能なアライさんに成長するその境目の時期…具体的には初潮の寸前こそが一番美味しいというのが定説であり、またもっとも経済効率が高いのだと言います
11:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:32:58.39 ID:hde7sgbY0
さて、少しお腹が空いてきたかもしれませんがもう少しお付き合いください
次はアライしゃんBの話をしましょう
アライしゃんB…ツライさんと呼ばれることも多いタレ目のアライさん
覇気がなく、常に何かに怯え、場合によっては従順にもなり得るそれなり程度にはレアなアライさんです
12:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:33:38.90 ID:hde7sgbY0
ツライさん「あ…あああッ! うぁぁああああっっ」
ちょうどいいタイミングで、陣痛を迎えたツライさんがいるようです
ツライさん「嫌なのだッ! もう嫌なのだぁ! もうアライさんの子供を取らないで欲しいのだぁ…」
13:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:34:37.53 ID:hde7sgbY0
ツライさん「やめるのだ! やめるのだ! もう許して欲しいのだ! ほっといて欲しいのだぁぁ」
人の心、家畜知らずとでも言えばいいのでしょうか
ツライさんはそのタレ目から涙を流しながら叫びます
偉そうなアライさんも不愉快ですが、このツライさんの叫びからも自然と生理的な嫌悪感を抱いてしまいます
14:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:35:37.94 ID:hde7sgbY0
ツライさん「駄目なのだ、出てきちゃ駄目なのだ、駄…あっ、あっ…のだあああああああぁぁぁッッ!!!」
ノダー
ビエエエエーン
15:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:36:06.54 ID:hde7sgbY0
ツライさん「お願いなのだ…アライさんの子供を連れて行かないで欲しいのだ…」
それなりに従順であることが特徴のツライさんですが、アライちゃんを連れて行く時は反抗的になるケースが多いそうです
このツライさんもそのケースのようですね
16:家畜 ◆.xYpVG0Kr2[sage]
2017/08/22(火) 21:37:25.62 ID:hde7sgbY0
ツライさん「せめて、せめて一回だけでいいから抱っこさせて欲しいのだ…おっぱいをあげさてほしいのだぁ…」
飼育員さんは無言で最後のアライちゃんをケースに入れ、ツライさんに背を向けました
ツライさん「うあああ、どうして…どうしてなのだ…」
35Res/18.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20