10: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/09/27(水) 00:19:59.31 ID:oBG28i4E0
何度か鼻呼吸をし、香りを堪能した後、志希は口の中の液体を飲む。
ごくりと。
薄暗い中でも分かるほど大きくのどを動かして、のどを鳴らして、飲み下す。そして、一息つくような、大きな吐息を漏らして、
「…………にゃはは♪」
と悪戯そうな顔で笑った。俺の体の一部だったもの――たとえただの分泌液であれ、それを取り込んだ志希は満足そうに笑みを浮かべる。彼女の中の独占欲が満たされるのだろう、精液なり我慢汁なり、それを飲んだときはいつもこう笑う。
その笑顔は、俺が彼女に屈服されたと言うことの証明でもあった。一部であれ、志希の「もの」になったことを告げる顔。しかし、悪い気はしない。情けなさとか恥ずかしさはとうにどこかへ行ってしまっている。
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