17:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 15:59:35.68 ID:g97UFoKC0
女「……うーん」
今日の先輩は、口数が少なかった。
電車に乗って並んで吊革に掴まっている今でも、ずっと何事かを考えている。
タイムが伸び悩んでいることについて考えているのかな……と思ったところで、先輩が口を開いた。
女「……少女ちゃん、泳いでみない?」
少女「へっ?」
女「そうだ、泳いでみようよ! 私が教えるから!」
少女「えっ、なっ、えっ?」
急な提案に、思考が追いつかない。
女「大丈夫大丈夫! そんな私たちみたいに本気で泳ぐわけじゃなくて、市民プールとかでのんびり泳げるようにするだけだから!」
少女「え、でも、あの」
大会が近いのにと続けようとしても、すぐに遮られてしまう。
女「そうしようそうしよう! 少女ちゃん、水着持ってる?」
少女「い、いえ、持ってないです」
女「そっかそっか。 水泳部には予備の水着があるから、それを使おう! じゃ、明日の部活は少女ちゃんに水泳指導ね!」
少女「あのっ、先輩の練習は」
女「いーのいーの! それじゃ、また明日!」
ぶんぶんと手を振って、先輩は電車を降りていった。
大会は二ヶ月先まで迫ってきているのに、本当にやる気なのだろうか。
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