54:名無しNIPPER[saga]
2017/10/02(月) 02:23:46.51 ID:/elKJarW0
女「あっはは! 大丈夫、サメなんてこんなとこまで来ないって! ごめんね、もうちょっとだけ付き合って」
少女「う、うう……先輩がそう言うなら……」
そう言いながら、遊泳区域の限界を知らせるポールのところまでやってきた。
女「ふー……ここが限界かぁ。 見て、砂浜まで結構遠い」
少女「……うわあ」
振り返ると、確かにかなりの距離を泳いだようだ。
お昼を過ぎてそろそろ日が沈み始める時間帯であるが、まだ泳いでいる人は多い。
しかし、さすがにこれほど砂浜から遠く離れた場所まで泳いできている人はおらず、周囲に人はいない。
女「見て、少女ちゃん。 空がオレンジ色になってきた」
少女「わ……ほんとだ」
日が傾き、空が紅く染まり始めている。
そろそろ遊泳時間が終わる上に、気温も下がり始めるため砂浜に戻ったほうがいいのでは……と思って、先輩に向き直ったけれど。
女「……」
空を見上げる先輩の横顔が、あまりにも綺麗で。
少女「……」
わたしは何も言えないまま、ただ先輩の横顔を見つめてしまう。
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