長門「ふにゃぁ〜……」グデー 提督「……本当に下戸なんだな」
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362:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/24(日) 01:32:06.98 ID:Eq3BckfE0


数日前

提督(移乗した先の潜水艦での扱いは最悪だった。俺たちは狭い部屋に押し込められ、食事も満足に提供されなかった)

提督(その艦にはSSの将校がいたからだ。どうしてそんな奴が潜水艦に乗っているのかは分からないが)

提督(奴は我々を人間と思っていないようだった。まるで奴隷船に詰め込まれた奴隷のような気分で過ごして、何日経ったのかも分からない)

提督(そんなある時、俺たちは久しぶりに閉じ込められた部屋から解放されて、一列に並ばせられた)

提督(少なくとも何か良いことが起きるとは思えない。そんな事を考えていた時だった。その声が聞こえたのは)

Z3「日本人の捕虜?」

SS将校「そうだ。君は日本にいただろう?そいつらが何者か知っている可能性がある。確認するんだ」

Z3「……分かったわ」

提督「……!!」

提督(聞き覚えがあった。その声に。最後に会ったのは、まだ日本とドイツが同盟国だった頃、ローマでだったか)

SS将校「こいつらだ」

Z3「そう……」ジッ

提督(SSの将校に連れてこられたのは、紺色の制服に身を包みルビーのような深みのある赤い……いや、紅い髪の少女)

提督(冷たい無表情の鉄仮面の下に隠された、甲斐甲斐しく優しい心を俺は知っている。まさか……君が……)

Z3「……」ギュッ

提督(マックス・シュルツは一見、特に反応をしていなかった。さっと俺たちを見渡し、将校に向き直る)

提督(だが、俺には分かる。マックスは驚愕していた。あの子は驚くと一度手を開いてからゆっくりと握りしめるのだ)

Z3「力になれずに申し訳ないけれど、私の知っている人はいないわね」

SS将校「なるほど……では、こいつはどうだ?この制服は日本海軍の提督のものだろう」

帝国海軍士官「っ」

Z3「残念だけど、知らないわ。私の上官は別の人だった」

SS将校「そうか……分かった。協力ありがとう、Z3。捕虜たちを部屋に戻せ」

ドイツ軍水兵「了解しました。戻れ」

提督「っ……!!」

提督(マックスを振り返るわけにはいかなかった。知り合いだと勘ぐられたらまずい。俺は地面を見つめて歩く)

提督(これが最後の再会になるかもしれない。それが、一言も言葉を交わさずに終わるなんて……)


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