わたしとヒトとアライさん
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745: ◆7Yg2t5JHRU[saga]
2018/07/31(火) 17:21:37.68 ID:xYd2242M0
アラ信「貴方達にとってアライさんとは害獣、害悪であり駆除するべきものなのでしょう?」

アラ信「ならば私は言いましょう」

アラ信「アライさんは、『アライさん』ではない」

飼い主「は?」

アラ信「アライさんの、フレンズの意志と命を踏み躙る貴方達こそが、真の『アライさん』だ!!」

アラ信「そして私は言いましょう!!」

アラ信「『アライさんという害獣が生きたいと思うこと自体が罪なのだ』と!!!」


『歴史は繰り返す』だからこそ懸念が生じた。

移民が差別され、迫害される。少数派が多数派に差別され、迫害される。

確かにそれは歴史上で何度も起こってしまった事だ。

『歴史は繰り返す』その言葉は全世界に浸透し、思想として根付いた。

しかし誰かが呟いた。

『一度目は悲劇として、二度目は茶番として。そう付け加えるべきだった』

『アラ信』は差別という、かつて存在した悲劇を茶番に仕立て上げた。


アラアンチがアライさんをガイジと信じて止まないように

籠罠に引っかかるアライさんだけが本当のアライさんだと信じて止まないように

アラアンチがガイジではないアライさんの存在を認めないように

アラアンチがアライさんには堂々と何をしてもいいと考えているように

アラ信にとって、アライさんを駆除する人々は害悪なのだ。

アラ信にとって、アライさんを駆除する人々は須く低脳で倫理観の欠如した異常者なのだ。

アラ信にとって、フレンズは迫害されている哀れな犠牲者であり、そうでないフレンズは『いない』のだ。

アラ信にとって、自分達こそがフレンズという社会的弱者に手を差し伸べられる聖人であり

人々を導く尊い存在であり、自分達に従わない者どもは須く屑なのだ。

だから倫理的優位に立つ彼らにとって、この世界の全ては彼らによって否定され破壊される事が許されるのだ。

そしてその実証不可能な真実こそが、彼らを更に昂ぶらせる。その真実から得られるものは、ただそれだけだ。


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