9:名無しNIPPER[saga]
2017/11/15(水) 02:46:38.38 ID:Vv90Lwpi0
そのまま二人でのんびり園内を散歩し、時折ベンチで休憩しながら喋り。
あと割と高頻度で、きちんと人がいないタイミングでキスを重ねて。
気がつけばもう太陽は完全に沈んでいた。
楽しい時間は、幸せな時間は本当に一瞬だ。
閉園まで、あと1時間くらいらしい。
園内に人はもう殆ど残っていなかった。
昼間は少し暑いくらいだったのに、今は風が吹くと少し冷える。
桶屋だったら儲けられたのに、なんてアホなことを考えてしまう。
「美優さん。腕、組みませんか?」
ずっと繋いでいた手を一度離し、より密着する為腕を組む。
たったそれだけで、なんだか身体が温まった。
「……次は、いつになるのかしら……」
ぽつり、と。
美優さんがそう呟いた。
職業柄、お互いのオフが重なる事は少ない。
頑張って調整しようとしても、なかなか上手くいかないもので。
「……せっかくですし、思い出でも残していきませんか?」
え?という表情をする美優さんが理解し切る前に。
俺は彼女を強く抱きしめ、今日何度目かの口付けをした。
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