214:名無しNIPPER[saga]
2017/12/14(木) 17:25:55.22 ID:jrZsZU9K0
「あのさ……神様が……いいのか? こんなの」
「今さらじゃないですか」
「……そうだけど」
くすくすと静かに笑った後にまこもはゆっくりと喋り始めた。
「確かにわたしはかみさまです。この町の、あの社に訪れてくださる皆さんのかみさまです」
「もう人々から忘れられた土地ですし、来てくれる人なんて何十日に一人かもしれませんが、今でも夢を見ると声が聞こえるんです。あそこで祈りを捧げた人の声が、だからわたしも夢の中でもっと偉い神様にその願いが届くように祈りを捧げるんです」
「人任せかよ。いや、神任せ?」
「しょ、しょうがないじゃないですかぁ! わたしにできることは極々限られているんですから!」
「まあ十五円で雇われてたらそんなもんか」
「さ、寂しいこと言わないでくださいよぅ」
「……冗談だ」
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