おくさまはおきつねさま
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213:名無しNIPPER[saga]
2017/12/14(木) 17:25:04.58 ID:jrZsZU9K0

六十も数えると激しい雨音にも似たそれはぷっつりと途切れた。どうやら時間切れらしい。水面から腰を出そうとする。父との約束を破るのは、初めてかもしれない。

「おじゃましまーす」

(ん?)

立ち上がりきる前に膝の上に何かが乗った。腹をこそばゆく尻尾でなでられる。思わず、目を見開いた。

「言ったじゃないですか。今日は、ずっといっしょですよ?」

「あ、えぇ……おぅ……?」

絶賛忍耐修行中の下半身に最後の試練が訪れた。タオル越しに、まこもの桃が乗っている。



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