67:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:45:22.92 ID:fwAKQtYr0
……………………
「この家の廊下ってなんか寒いですよね。本当におばけが出ちゃいそうですよ」
68:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:46:27.06 ID:fwAKQtYr0
というかこんな何もない民家よりまこもがもともといた社の方がよっぽど……
(ん?)
そこで気がついた。僕はおばけが信じられないなんて、言えた立場なのだろうか。
69:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:47:37.19 ID:fwAKQtYr0
恐怖とは信憑性に比例するものだ。
例えば柵のない高い場所を歩くときに感じる恐怖は『落ちればどうにかなってしまうかもしれない』ということを知っていることが大元だ。
70:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:48:22.18 ID:fwAKQtYr0
そうなるとここは自宅のはずなのに一躍お化け屋敷に早変わりだ。
「ふぇ?」
71:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:49:16.66 ID:fwAKQtYr0
「……ここでまっててくださいね?」
まこもは僕を扉の前に立たせてトイレに入った。
72:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:49:58.57 ID:fwAKQtYr0
「……指で耳栓しててくださいね?」
「……分かってるよ」
73:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:50:53.59 ID:fwAKQtYr0
(このまま一人で布団に帰ってやろうか)
泣きべそをかいて朝までここから動けなくなるまこもが頭に浮かんだ。
(さすがに可哀想か)
74:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:51:38.05 ID:fwAKQtYr0
しばらくすると無音だった廊下に水音が木霊する。
流水は水面と衝突して含みのある音を奏でた。目を閉じると透明に薄黄色が浸透して染まっていく景色が見える。
75:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:52:09.43 ID:fwAKQtYr0
最後に激しく水の流れる音、これで終わり。やっと解放される。
「……いますか?」
76:名無しNIPPER[saga]
2017/11/21(火) 22:53:56.63 ID:fwAKQtYr0
……………………
僕が布団の中に入るとまこもも同じ布団に入り込んできた。
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