5: ◆wOrB4QIvCI[sage]
2017/11/20(月) 14:44:22.07 ID:qVjd7KIq0
私が部屋で泣き崩れていた時母からの叱咤の内容です。
母はいつだって冷静でした。
柔らかい物腰を崩さず、私に姉が亡くなったという電話をかけ、葬儀の手続きをし、お通夜も終わらせ、普段の日常となんら変わりない日々を過ごしているように思えたのです。
それは大人だから? それとも家とは絶縁状態になってしまった姉さんのことなんてどうでもいいということ? そんな母に心底、怒りが湧いて来ました。憎みました。
そういうところで、私はまだまだ子供なのでしょう。事故のことは仕方が無い、と割り切れるのに、母のその態度は許せませんでした。
――そして葬儀からしばらくがたった頃、お母様が自室ですすり泣くのを見て……私はどうしようもなく、なりました。ゆらゆらと揺れるロウソクはまるで母の心を示しているようでした、お母様も……辛かったのでしょう、あそこまで何気無く装っていたのにも、関わらず……。
私はこの憎しみをどこへ向ければいい? この悲しみはどうすればいい?
吐き気が酷い。姉さんのことを夢に見るだなんて初めてです。湧き上がってくるような感覚を抑え込みながら、和室に不釣り合いなベッドから身を起こし携帯電話を探ります。
海未「……んっと」
海未「穂乃果から……」
海未「ふふ……」
幼い頃から太陽のような笑顔で私を支えてくれた彼女、今もその笑顔に助けられています。むしろ、穂乃果がいなかったら、今の私は……。
海未「ありがとうございます……穂乃果」
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