イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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119: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2018/03/13(火) 00:41:39.74 ID:t7y+Cy3V0
………

…数日後・午前…

提督「さーてと、おかげで憲兵隊の特別監査も終わったことだし…もう心配なことは何もないわね♪」

ライモン「提督、数日後には年度初めの備品確認がありますが」

提督「あー…憲兵隊の次は主計部っていうわけね……はぁ、嫌になるわ」

ライモン「提督の着任前はそこまであれこれ買ってもらえなかったせいもあるでしょうが…そんなにですか?」

提督「ええ。憲兵隊もたいがいだけれど、何しろユーモアが通じないわ」

ライモン「そうですか…」

提督「ええ」

ライモン「なるほど…でも提督は書類をちゃんと片づけていますし、きっと大丈夫ですよ」

提督「ありがとう。でも考えると気が滅入るわ……楽しみにしていた百合漫画が急に終わってしまうくらいね」

ライモン「それほどですか…だいぶ重いですね」

提督「ええ……まぁいいわ、ちょっと運動がてらみんなの様子を見て回りましょう?」

ライモン「では、お供します」

…駆逐艦「ナヴィガトリ」(航海者)級の部屋…

提督「もしもし…入ってもいいかしら?」ノックをして声をかける

ニコロソ・ダ・レッコ(通称ニコ)「提督?…もちろんいいよ」

提督「ありがと、お邪魔するわね♪」

ニコ「あ、ライモンドも…どうぞ座って?お茶でも出そうか?」部屋の共有部分には相変わらず昔の地球儀や羅針盤、六分儀に真鍮の伸縮式望遠鏡が飾ってあり、ニコ自身も昔の航海者らしく見えるような三角帽子に燕尾のついた上着、白のぴっちりした半ズボンを着ている…

提督「いえいえ、ちょっと見に来ただけだから……何を読んでいたの?」

ニコ「うん、日本の漫画なんだけどね…「キソの旅」って」

提督「あぁ、タイトルだけなら百合姫提督から聞いたわ。…確かシニカルな軽巡「木曾」が日本の軍用オートバイ「陸王」に乗って、腰には「南部十四年式拳銃」と「ブローニング・M1910」を下げているって……」

ニコ「詳しいね、その通りだよ…ま、どうぞ♪」

提督「あら、ありがと♪」出された小さなパイをつまむ提督

アントニオ・ダ・ノリ「ニコ、誰か来てるの?……って、提督♪…よかったらお菓子でも食べる?」

提督「あらまぁ…ごちそうさま♪」中心にジャムのついた円盤状のクッキーをもらう提督…

ライモン「あの…あんまり提督に餌付けしないでもらえますか」

ニコ「…だそうだよ、提督♪」

提督「はーい…それじゃあまたね」

ダ・ノリ「いつでもどうぞ♪」

…廊下…

提督「今度はどこにしましょうか」

ライモン「そうですね…姉妹艦のいない重巡「ボルツァーノ」とか大型潜の「エットーレ・フィエラモスカ」あたりがよいのでは?」

提督「なるほど、いい考えね♪」




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