イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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209: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2018/05/01(火) 01:17:57.28 ID:Ym7Nn+VP0
…夜・廊下…

提督「さてと…そろそろ明日、明後日には基地祭用の資材が届きはじめるわね」

ライモン「えーと、出店が十数軒に…舞台ではオペラ「ロメオとジュリエッタ」か歴史劇として「ガリア戦記」……他に写真や模型の展示と、飛行艇や水上機のデモフライト…それとわたしたちが沖合いに自分の艦を錨泊させて「ミニ観艦式」……なかなか充実しているように思えます」

提督「ええ、主計部相手に頑張ったかいがあったわ……何しろ最初は「予算40万でどうにかして下さい」って言ってたのよ?…学芸祭でもあるまいし」

ライモン「40万ユーロ…ですか?」

提督「40万リラでよ……もっとも私もお返しに「…基地祭には海軍士官を目指すかもしれない子供たちや、鎮守府に文句ひとつ言わないでくれている地元の方々、それに地方議員や退役軍人の方も大勢来るはずです♪」って皮肉ってあげたわ……」

ライモン「それでこの額ですか」

提督「ええ。今のところ主計部の担当官が一番厄介だったわ……中にはいい人もいるのだけど、どうしてもお金にうるさい人が多いのよね…って、あら?」会議室の中から明かりとおしゃべりの声が漏れている…

提督「?」

…そっとドアを開けると、駆逐艦と潜水艦、植民地スループの「エリトレア」、コルヴェットの「ガッビアーノ」(カモメ)と「チコーニャ」(コウノトリ)の、合わせて二十人余りが座って映画を見ようとしている……そばにはエリトレアが作ったらしい小さいサンドウィッチと飲み物が並べてあり、どの作品を見るかでわいわい話し合っていた…

提督「…ねぇ、みんな?」

一同「「!?」」

提督「あぁ、驚かせてごめんなさいね…映画でも見るの?」

エリトレア「えっ、ええ…そうなんですよ。私も厨房の後片付けも終わったからいいかなぁ…なんて♪」

提督「ふふ、そんな言い訳がましく言わなくたっていいわよ……ただ、終わったらちゃんと電気を切っておいてね?」

カミチア・ネラ(ソルダティ級駆逐艦「黒シャツ隊員」)「了解、提督。私が駆逐艦代表としてきっちりやっておくから……ところで一緒に観る?」

提督「そうねぇ……候補は何があるの?」

フォルゴーレ「昼も観た「機動戦姫カンムス」シリーズなんだけど……一応これね」

提督「ふむふむ……まずは「機動戦姫カンムス…宇宙世紀秘録・艦娘ISUZU」と」

フォルゴーレ「試験部隊と歴史に現れなかったテスト兵器のエピソードを描いた作品ね」

提督「それから…「機動戦姫カンムス1943…ソロモン海戦メモリー」…に」

フォルゴーレ「うんうん」

提督「で、お次が「機動戦姫カンムス・第08駆逐隊」と……三シリーズもあってそれぞれ十数話づつ…しばらくは見るものに困らないわね?」

フォルゴーレ「うん…で、みんなでどれを見ようかと話していたんだけど、なかなか決まらなくて……提督、決めてもらえる?」

提督「そう、それじゃあこれがいいかしら…」

フォルゴーレ「了解、それじゃあこれにするわ♪」

………

…上映中…

プロパガンダ放送「とぉころが何とこの新型駆逐艦は、主機のトラブルでまぁったく役に立たないと言うのです…これを新型とはおかしいですねぇ!」

五十鈴「貴様ぁ…こんなのは敵のプロパガンダに過ぎない!」

…

連合軍機「ひゃっはぁ、喰らえ!」

まるゆ艇「うわぁぁ…っ!」

五十鈴「…えぇい、あれは一体何をしているのだ!?」

明石「あれは陸軍の潜水艇です…彼女らは溺れて……海で溺れているんです!」

…

島風「……私はもはや…ゴーストファイターではない!」

………


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