イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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[sage saga]
2018/05/06(日) 01:20:59.38 ID:pszz9pYp0
…だいぶ遅ればせながらですがここで「シレーナ」級の艦娘紹介を…
…艦娘紹介…
中型潜水艦「シレーナ」級。1933〜34年生まれ。12隻
近海用潜水艦として成功作だった「アルゴナウタ」級に続く「600」(セイチェント)シリーズ第二弾として建造された潜水艦
基準排水量がおおよそ600トンだったことから「600」型とひとくくりにされる一連の「単殻、サドル・タンク型」構造をした沿岸・近海用潜水艦で、構造が(イタリア潜にしては)簡易で大量生産に向き、運動性や潜航の速さもこれまでのイタリア中型潜よりぐっと良くなった傑作潜水艦
排水量は680トン/837トン、主機1200馬力(ディーゼル)/800馬力(電動機)で速度14ノット/7ノット…武装は533ミリ魚雷発射管4門(艦首)/2門(艦尾)、100ミリ単装砲(艦首甲板上)一基、13.2ミリ機銃二基(司令塔後部張り出し上)と全体的にごく普通
大戦前はイタリア潜にありがちだった大きな司令塔と目立つ潜望鏡支柱を設けていたが、被発見率が高くなることから改装されドイツUボートそっくりな暴露型司令塔に改装するなどした
…
大戦中は航続距離が短いことから地中海で哨戒・英輸送船団攻撃に活躍したが、陸地が近く対潜哨戒機の攻撃が厳しい地中海だったことや、1943年の休戦後にドイツ軍に渡すまいとヴェネツィアで自沈した艦も多かったことから、結果12隻のうち「ガラテア」を除く全艦が戦没…と、制空権のなかったイタリアの厳しい現状を表している
………
艦名は神話と宝石から名付けられ、ギリシャ・ローマ神話からは…
海神ポセイドンの妻「アンフィトリテ」、水の精「ナイアーデ」、海の精「ネレイーデ」
特にネームシップの「シレーナ」(セイレーン)はギリシャ神話に出てくる「美声で船乗りを魅了し海に引きずりこむ」と言われたカプリ島の「魔女」たちのことで、前級「アルゴナウタ」(イタリアでは「クラゲ」の事を指すらしいが、もちろん「アルゴー号の乗員たち」の意味もある)を誘惑したことから、ちゃんと神話の物語がつながっている気の配りよう
また、ギリシャ神話以外からは「オンディーナ」(水の精「ウンディーネ」としてフーケーの物語にかかれた妖精)があり、いずれも水にまつわるものが多い
宝石からはそれぞれ…
二月の誕生石「アメティスタ」(アメジスト・石言葉は「誠実」「愛情」…古代ギリシャ・ローマでは「酔いを防ぐ」効果があるとも言われていた)
四月の「ディアマンテ」(ダイアモンド・「永遠の絆」)
五月の「スメラルド」(エメラルド・「幸運」「希望」…古代ローマでは大変好まれ、治療に用いられたりもしたという)
七月の「ルビノ」(ルビー・「情熱」「純愛」)
九月の「ザフィーロ」(サファイア・「慈愛」「高潔」)
十一月の「トパツィーオ」(トパーズ・「誠実」「友情」)となっている
この中で「トパツィーオ」は連合軍に降伏していた43年にイギリス哨戒機に誤認されて撃沈された
………
艦娘「シレーナ」級は体型的には中学生と言ったところで、それぞれモチーフになった神話や宝石をイメージさせる特技や色を持っている……特に「アメティスト」をはじめとする宝石・奇石が艦名がついた艦娘たちは髪と瞳がそれぞれ自分の石を表す色をしていて、また由来になった宝石を惜しげもなくあしらった装身具を身に付けていて大変美しい…中でもキプロスの王が大理石で理想の女性像を彫り上げ、愛の女神アフロディーテにお願いして命を吹き込んでもらったという「ピグマリオン伝説」をモチーフにした「ガラテア」は息を飲むほど……
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