イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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54: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2018/02/02(金) 02:16:55.81 ID:sKFudJ4p0
…夜・海岸…

提督「バケツの準備はいい?」

ライモン「はい、ここにあります…♪」残り火で火事になったり火傷をしたりしないよう用意したバケツを置くと、提督と手をつないで少し恥ずかしげな笑みを浮かべるライモン…

アッテンドーロ「さ、早くやりましょうよ」

クラウディア「ちょっと待ってね…チェザーレもどうぞ♪」

チェザーレ「うむ、かたじけない」

クラウディア「フランチェスカ、あなたにも…はい♪」

提督「ありがと、お母さま。…ライモン、一緒に火をつけましょう?」

ライモン「はいっ♪」

チェザーレ「ふふ、仲睦まじい光景であるな……どれどれ、チェザーレも一つやってみるかな」小さい打ちあげ花火と手持ちの花火が数種類入っていて、チェザーレのは火を付けるとシューッ…と紅い火が空に上っていった…

チェザーレ「おぉ、なかなか綺麗ではないか…♪」

ライモン「ふふ、こういう小さな花火もいいものですね…///」提督にくっつくようにして小さな手持ち花火を眺めている

提督「そうね。あら、ライモン…肩が冷えているわ……ほら」ゆるいガウンをふわりと肩にかけてやり、二人でくるむように羽織った

ライモン「…あ///」

アッテンドーロ「ふぅん…姉さんは提督と熱々のようだから、私は一杯いただくことにするわ……クラウディア、よかったら私にもくれないかしら」

クラウディア「はい、どうぞ♪…んー、このお酒、甘みがあって美味しい♪」

シルヴィア「あんまり飲み過ぎちゃだめよ」

クラウディア「ええ。でも…もし酔ったら抱っこして運んでくれる?」

シルヴィア「もちろん…」波が洗う砂浜に埋めておいた「友鶴」をきゅーっとあおり、ピックにさしたチーズや黒オリーヴ、刻んだタコと言ったおつまみをちびちびとつまんだ…


…しばらくして…

クラウディア「ふふふっ、楽しかったわねぇ…♪」

シルヴィア「クラウディアったら、少し酔っているみたいね……さ、約束通り運んであげるわ。フランチェスカ、悪いけれど後はお願い」クラウディアをお姫様抱っこし、慎重に小道を歩いていく…

アッテンドーロ「こうやって静かにやる花火もなかなかいいものだったわね…さてと、後はもう寝るだけ…と……ふぁぁ」花火のごみを持つとあくびをしながらシルヴィアに続いた

チェザーレ「ふむ、チェザーレはこれから入浴させてもらおう…それから髪の手入れを行わねば♪」

アッテンドーロ「うぇぇ…だとしたら数時間は化粧台の灯りが点きっぱなしね……」

チェザーレ「済まぬな、ムツィオ…しかし、最近はどうも髪の質が気になってな」

アッテンドーロ「別にどうもなってないわよ…するっと指が通るじゃない」

チェザーレ「そう言うな、これもチェザーレなりのたしなみなのだ……」

ライモン「…提督、それじゃあわたしたちも行きましょうか……少し名残惜しいですが///」

提督「ふふ、二人きりになれる機会はこれからもいっぱいあるわ…さぁ、行きましょう♪」優しく唇にキスをすると、そっと肩に手を回した…


…部屋に戻った提督はパジャマ姿のライモンを迎え入れ、化粧台の前に座らせたライモンの髪を優しく梳いてやりながら、穏やかな気分でおしゃべりを続けていた……が、急に額に手を当てるとあきれたような声を上げた…


提督「いけない…っ」

ライモン「どうかしましたか?」

提督「ええ、砂浜に置いておいた「友鶴」を忘れてきちゃったわ……ちょっと取りに行ってくるから、ここで待ってて?」

ライモン「でも、提督はもうナイトガウンですし…明日ではいけませんか?」

提督「あそこだと満ち潮になったら流されちゃうかもしれないし…姫が重いのにわざわざ持ってきてくれたお酒だもの、取って来るわ♪」

ライモン「足元に気を付けてくださいね…?」

提督「大丈夫、懐中電灯を持って行くわ♪」





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