イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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892: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2023/10/04(水) 01:52:33.01 ID:pkZtqh5L0
マエストラーレ「提督、提督っ♪」

オリアーニ「なんだか久しぶりな感じ……ね、キスして?」

ルビノ「早く提督の熱い唇をちょうだい……っ♪」

提督「もう、焦らなくたって私はいなくなったりしないわよ?」そう言いながらも、挨拶代わりにキスをして回る提督……

カラビニエーリ「こら、そんなにまとわりつかれたら提督が歩きにくいでしょうが」

提督「いいのいいの、むしろ出張から帰ってきただけなのにこんなに歓迎してくれて嬉しいくらい……カラビニエーリもいらっしゃい♪」

カラビニエーリ「そ、それじゃあお言葉に甘えて……///」

リットリオ「提督っ、私もいいですか♪」

提督「もちろん♪」

…年相応の女の子のようにきゃあきゃあと笑いさざめきながら、鎮守府のこまごました出来事や面白かった出来事を一斉に話す艦娘たち……提督は辺りに笑顔を振りまきながら相づちを打っていたが、玄関ホールまで入った所で軽く手を鳴らした…

提督「はいはい、そう一斉に話されたら何が何やら分からなくなっちゃうわ。 それに荷物も降ろしたいし、続きは夕食の後にでもゆっくりと……ね?」

カヴール「そうですね、暖炉の前でゆっくりワインでもいただきながら……ということにいたしましょう♪」

ライモン「では、荷物はわたしが……」

提督「ありがとう、ライモン」

デルフィーノ「お部屋の用意は済ませてありますよ」

提督「助かるわ。 正直、ちょっと疲れちゃったもの。お風呂をいただいてさっぱりしたら夕食にするわ……みんなはもう夕食を済ませたの?」

ドリア「いいえ。みんな「提督が帰ってくるまで待とう」と……保温容器に入れてありますから、まだ熱いままですよ」

提督「そんな、わざわざ待たなくても良かったのに……それじゃあお風呂でほこりを流してくるから、もう少しだけ待っていてちょうだいね?」

…大浴場…

提督「はぁぁ……♪」

…古代ローマ風の豪奢な浴槽に「ちゃぽん……」とつま先から脚を入れ、それから滑り込ませるようにして身体をお湯に沈めた提督……鎮守府の温泉は裏手に湧いている源泉の具合によって泉質が多少変化するが、今日はほのかな緑白色をしていて、誰かにそっと抱きしめられた時のようにじんわりと温かい…

アッチアイーオ「……提督、せっかくだから洗ってあげましょうか?」

…暖かければ暖かいほど柔らかくなり、冷えるとツンとした態度、さらに寒くなるとすっかり心がもろくなってしまうアッチアイーオ(鋼鉄)……今は結い上げた髪にタオルを巻いた姿で提督の横に腰かけ、ガンブルーを思わせる艶やかな黒い瞳をちらちらと提督の裸身に走らせている…

提督「そうねぇ、それじゃあお願いしようかしら……」

アッチアイーオ「分かったわ、それじゃあ私が流してあげる♪」

…浴槽から出てカランの前に座った提督の後ろに回るとご機嫌な様子でシャンプーを取り、提督の髪を洗い始めた……ほっそりした、しかし意外なほど力のある指が心地よく頭皮を撫で、提督の腰まである長い髪をていねいに梳いていく……お湯を含んでずっしりとした髪に甘いシャンプーの香りが絡みつき、アッチアイーオの指が滑っていくたびに心地よい刺激が伝わってくる…

アッチアイーオ「それじゃあ、流すわよ……熱くない?」

提督「いいえ、ちょうどいい具合よ……こんなに気持ち良いと眠くなってきちゃうわね」

アッチアイーオ「だからってここで寝ないでよ?」

提督「ええ、そうするわ」

アッチアイーオ「はい、おしまい……次は身体を洗ってあげる///」

提督「それじゃあ前は出来るから、背中をお願いしようかしら」タオルで頭をまとめ上げると、豊かな胸からほどよくくびれたウエスト、そしてむっちりしたヒップへと続く白く滑らかな背中があらわになる……

アッチアイーオ「え、ええ……///」何度かベッドを共にしたことがあるとはいえ、明るい大浴場でしげしげと眺めるのは少々気恥ずかしい……

提督「アッチアイーオ?」

アッチアイーオ「ううん、何でもないわ……」スポンジでもこもことせっけんを泡立てると、ふわっと花束のような甘い香りが立ちのぼった…肩甲骨から下へ向かって、柔和なラインを持った提督の背中にスポンジを走らせると、まるで愛撫しているような気分になってくる……

提督「あ…そこ、気持ちいい……んっ♪」

アッチアイーオ「そ、そう?」提督が発する甘い声にドキリとして、返事がついうわずってしまう……

提督「……ねえ、アッチアイーオ♪」

アッチアイーオ「な、なに?」

提督「なんだか億劫になっちゃったから、前もお願いできるかしら……♪」鏡越しにアッチアイーオの表情を見ると、提督の金色の瞳にいたずらっぽい…そしてどこか甘くいやらしい光を宿すと、からかうような…あるいは誘うような声を出した……

アッチアイーオ「べ、別にいいけど……?」

提督「ならお願いするわ、戻ってくるときに急いだりして結構汗ばんじゃったから……丹念にお願いね♪」

アッチアイーオ「……っ///」


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