イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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◆b0M46H9tf98h
[sage saga]
2025/08/22(金) 01:46:31.43 ID:olL4oV+10
…数分後…
提督「ただいま」
シモネッタ提督「ええ、お帰りなさい……釣果はあった?」
カサルディ提督「見ての通りよ♪」エラに指を引っかけて魚を見せつける……
ベルガミーニ提督「大漁ね」
カサルディ提督「この辺の魚は獲りやすくっていいわ……なんか手伝おうか?」
シモネッタ提督「ありがとう、でも大丈夫よ。火を起こしている間は休憩していていいわ」
カサルディ提督「了解」
…提督とカサルディが魚を獲りに行っている間に残る二人は川岸の岩がえぐれた部分に防水布で「屋根」をつけて、その前に乾いた流木や枝を集めて焚き火の用意をととのえていた…
提督「こっちは牡蠣とムール貝ね……よいしょ」ガラガラと地面に貝を下ろす……
カサルディ提督「ついでにシャツをすすいでくれる?」
提督「もちろん」澄んだ小川で海藻や蠣殻の欠片、ヌメヌメした磯臭い何かがへばりついたシャツを洗い流した……
提督「石けんはないけれど、まぁまぁ取れたわね……あとは乾かしておけば大丈夫よ」
カサルディ提督「ありがとね」
シモネッタ提督「大丈夫? こすれてヒリヒリしない?」
カサルディ提督「私の乳首は丈夫だから大丈夫よ……それよりお腹が減ったし、夕食にしようよ」
シモネッタ提督「そうね。料理にも時間がかかるでしょうから今から取りかかりましょう」
提督「じゃあ手伝うわ、これでもおばさまに一通りは教わったんだから♪」
シモネッタ提督「期待しているわ」
…ありがたいことにサバイバルキットの防水マッチは取り上げられていなかったので、細かな小枝やむしってきた枯れ草を焚きつけにして火をおこす……周囲が明るいので最初は分かりづらかったが、ぱちぱちと威勢の良い音を立てて火が燃え始めた…
シモネッタ提督「さてと、この魚と貝はどう調理しようかしら?」
カサルディ提督「あー……私は釣る方は得意だけど料理の方はあんまりだからなぁ……カルラ?」
ベルガミーニ提督「私も料理は苦手じゃないけれどそこまでは……」
シモネッタ提督「ですって、フランチェスカ」
提督「ええ、料理は得意な方だから任せておいて? お母さまほどじゃないけれどね♪」
シモネッタ提督「期待しているわ。私もある程度ならできるから手伝うわね?」
提督「助かるわ。とりあえず、せっかく携行糧食があるのだからこれをベースにしていきましょうか……」
…教官たちの「行き届いた配慮」のおかげで三日間のサバイバル訓練に対して一班四人、一日分の糧食だけが用意してある……提督はそのうちの一人前一食だけを開け、飯盒(ガメラータ)をセットした…
カサルディ提督「それで料理長、今夜は何を出してくれるの?」
提督「そうね……このトマトのスープをベースに魚を煮込んでアクアパッツァ風、それに焼き牡蠣としましょうか」
シモネッタ提督「あら素敵。それに白ワインでもあればパレルモあたりのリストランテになるわね……誰を口説くつもりなのかしら♪」
提督「ごあいにくさま。さっき約束したから今夜はルクレツィアと過ごすわ」
シモネッタ提督「ふふっ、そう……それじゃあ何を手伝おうかしら?」
提督「そうねぇ……あ、じゃあ火をお願い」周囲を見わたすと不意にこんもりした茂みに目を留め、立ち上がると近寄っていった……
提督「……やっぱり♪」
ベルガミーニ提督「やっぱり……って、なにが?」
提督「この草、よく見たら野生のセージね♪ ほら、少しかじってみると分かるわ」
ベルガミーニ提督「へぇ、どれどれ……うわ!」小枝についた葉っぱを思い切りよくかんでみて、口一杯に広がった強い風味に顔をしかめると小川で口をゆすぎだした……
提督「もう、そんなに勢いよく噛むから……」
…苦笑いしながら飯盒にトマトソースと切ったカサゴ、風味付けと臭い消しのセージを入れて火にかける……牡蠣とムール貝は殻ごと火のそばに置いて口が開くまで待つ…
カサルディ提督「……いい匂いがしてきたね」
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