安価とコンマでダンジョンタワー攻略 R-18
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467:塔の主 ◆B2ErFCUzdE[sage saga]
2018/01/28(日) 22:06:15.53 ID:QJT86Pn40

「う…う〜ん…いたたた…」

フルスロットルで放たれたツバキの一撃の前にあえなく吹っ飛ばされた王女アイリーンとその一行。

「うぐぐぐ。なんということじゃ…このわらわが名もなき田舎者ごときにこんな辱めを受けるとは…!」

顔もドレスも土埃にまみれ、座っていた玉座は壁にたたきつけられてボロボロ。

わがまま王女のプライドを傷つけるには十分すぎる事案だ。

「うぬー!あのツバキとかいう田舎サムライめ!

今度会ったときはズタボロになるまで辱めて街中でさらし者にしてくれるわー!くきぃー!」

どたどた地団駄を踏みながらツバキたちに復讐の炎を燃やすアイリーン。

「…んっ?そういえば近衛兵どもはどこへ行ったのじゃ?」

一緒に吹き飛ばされたはずの兵たちの姿が見えない。

「お、おい…おまえたち、どこだ…!だれか、だれかおらぬか!?」

「姫…様…」

不安におののくアイリーンの耳に、妙に弱弱しい近衛兵の声が届く。

声のした方向に振り替えると、そこには数人の男たちと荒縄で拘束された近衛兵たちがいた。

ダンジョンに似つかわしくない船乗りのような装束を身にまとう男たちは、ぐったりしている女近衛兵を抱えながらニヤニヤと笑みを浮かべている。

「姫様…お逃げください…」

「な、なんじゃ…お、おまえたち、いったい何者…むぐうっっ!?」

突如背後から迫った強靭な男の腕がアイリーンの小さな体を壁に押さえつけた。

「おおっとと。大人しくしてもらおうか、お姫さんよ。これからあんたをいいところに連れてってやるからさ」

アイリーンを捉えたのは海賊風の装束を身にまとったがっしりした体つきの男。

(か、海賊…なんで、こんなダンジョンに海賊が…)

「んーっ!んーっ!?」

猿ぐつわをかまされ、担ぎ上げられたアイリーン。

「ボルギス船長、これで全員です」

「よーしよくやったおめぇら。船に戻ったら早速パーティの始まりだ。楽しみにしてなぁ」

船長と呼ばれた男とその部下と思しき男たちの一団は『携帯脱出ポータル』の淡い光に包み込まれ、その場から姿を消した。



やがてダンジョン内には静寂が戻る。

あとに残るのは壊れた玉座の破片のみ…



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