578:塔の主 ◆B2ErFCUzdE[sage saga]
2018/02/17(土) 21:40:17.10 ID:AvFn4es00
「―」
おかされる。
その言葉の意味も、今のツバキにはなんとなく理解できた。
「―な…なぜだ、アッシュ…なんで、そんなことに…」
「すまない、ツバキ!でも、仕方ないんだ!こうしないと…皆納得してくれないって…くッ!」
芝居がかった物言いをしながら拳を握りしめるアッシュ。
ショックで言葉を失ったツバキの前に全裸の男たちが並び立つ。
「なぁツバキさんよ。俺たちゃ、散々あんたに煮え湯を飲まされてきたよな」
「俺たちはほんの少しばかり、女の子たちと仲良くしたかっただけなのにさ。あんたはそのたびに狼藉だなんだといちゃもんつけて邪魔をしてきやがる」
「あんたが正義感ぶって俺たちをボコってた時、あんたは誰かを助けていい気分だったかもしれねぇが…その度に俺たちのプライドはズタボロよ」
(うん、まあどれもこれも逆恨みだけどな!)
内心でつっこみを入れるアッシュであった。
「ってなわけでだ。あんたへの恨みつらみってやつを、コイツで晴らさせてもらおうってわけよ!」
「これまで逃してきた女の子のぶんまでたっぷり楽しませてもらうぜ…!」
「俺たちが味わってきた屈辱、今度はお前が味わいなぁ!」
興奮した男たちがツバキに迫る。
「あ、アッシュ…!お、おまえは…私が、そういうことをされても…いい、のか?」
すがるような潤んだ瞳でアッシュを見つめるツバキ。
「…俺だって、辛いさツバキ…でもな」
そんなツバキの瞳に、渾身の『 演技 』を披露するアッシュ。
「これさえ乗り切れば、俺たちは…一緒になれるんだよ…!」
悲痛さと懇願がないまぜになったような言葉がダメ押しとなった。
「そうか…わかった」
その言葉でツバキは覚悟を決めた。
「―この私を犯すがいい。恨みでもなんでも晴らすがいい。お前たちが『納得』するまでな―」
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