807:塔の主 ◆B2ErFCUzdE[saga]
2018/07/29(日) 14:50:26.90 ID:t1CyxRRA0
「うーん、ちょっと困りますねぇ。再開されると今度は何時間待たされることか」
そう言って虚空から現れたのはフォーマルな衣装とマントを身にまとう小太りの悪魔。
淫魔インキュバスだった。
「…貴様か。相変わらず覗き見が好きなようだな」
「いやぁ、勘づいておられましたかー。いやはや、クールロリ少女を見事チンポ奴隷にしてしまうとは流石はオークの首魁。わたくしも見習いたいものでございますな!」
じろりと睨みつけるジェネラルだが特に気にすることもなく調子よく振舞うインキュバス。
「…世事はいい。貴様が現れたということはこの二人を塔の外へ連れ出すつもりだろう」
「―おお、話が早くて助かります。それでは早速、2人をお連れしてもよろしいですかな?」
「駄目だな。ワシはこいつらが気に入った」
ジェネラルがベッドの上で立ち上がる。
「貴様が何を企んでいるかは知らんが、ワシの所有物を持ち去ろうなど100年早い」
インキュバスはやれやれ、と肩をすくめると―
「世界の命運がかかっているとしても、ですか」
ニヤつきながらも少しばかり声のトーンを落としてそう言った。
「このままいけば我々淫魔もオークも人間も。すべてが滅びますぞ。しかしそこのクールロリ少女ちゃんならば…」
座り込んだままぼーっとオークを見上げているアリスに視線をおくる。
「全てを救う『カギ』になりえる。そう、鍵…にね。ですから…」
「くどい。世界の命運などワシらの知ったことか。そもそも我らオーク一族を滅ぼせるものなどこの世のどこを探してもおらぬ」
(『この世』ねぇ…井の中の蛙とはよく言ったものですよ)
内心の嘲りを表情に出さないように苦心しながら、インキュバスは言葉を続ける。
「ま、オスとしてこんな上玉のメスを手放したくないというジェネラルさまのお気持ちもよーくわかるのですが」
インキュバスとジェネラルオークの互いを牽制するかのようなにらみ合いが続く。
「やはり私としては彼女には生還していただき、試練を乗り越えて貰わなければ困るのです…と、いうわけで『オープン・ザ・ワープホール』!」
インキュバスがパチン、と指を鳴らすと例によって空間にゆらぎのような穴が開く。
「させると思うか…うぐっ!?」
ワープ魔法を使おうとしたインキュバスを制しようと一歩踏み出したジェネラルが突如して股間に生まれた激痛に顔をしかめた。
「おっと、あまり動かないほうがいいですよ。今後も可愛い女の子とのセックスを楽しみたいのであれば」
「なん、だっ…がっ、うぐあぁぁぁぁあ!!?? わ、ワシの、い、イチモツがぁぁぁ!!??」
ジェネラルは自分の股間を見下ろして驚愕の叫びを上げた。
股間の一物はいつもの勃起時よりもさらに巨大に膨れ上がっていた。
いくらジェネラルオークのペニスであってもこの勃起サイズは異常である。
いつも以上に充血し、はち切れんばかりの真っ赤な亀頭を掴みながらジェネラルは唸り、動揺した。
「なんだ、これは…勃起がっ…いつも以上に…うぐうぅぅぅ!!!」
「あなた方性欲の塊のようなオーク族にはこういう手段もあるのですよ…私はオス相手に使うのは全然趣味じゃないんですけどね」
インキュバスがジェネラルに仕掛けたのは言わば催淫術の応用である。
オークの肉体に性的刺激が起こったと錯覚させ、生殖器を活性化、血液を一気に集中させたのだ。
「ぐ、ぐおおおおお!!!は、破裂する!!し、静まれ、静まれぇぇえ…!!!」
ビキビキに勃起したオークペニスを抑え込むようにジェネラルは膝をついた。
「しばらくすれば収まりますよ。それでも直らなかったら氷水でもぶっかけてみてください」
苦しむジェネラルオークを横目にインキュバスはアリスとウェルの首輪を取り外していく。
「がぁぁぁぁああ!!い、淫魔風情が、このワシを…!!」
「それではジェネラル様、ごきげんよう。また別の可愛い女の子が手に入るよう、祈らせていただきますよ!」
解き放たれた二人の少女を抱きかかえるとインキュバスは空間の穴に飛び込み、姿を消してしまった。
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