927:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/02/19(火) 19:08:49.50 ID:Jch6nTCt0
口では楽しいなどと言ってはいるが妖女の口調は冷たいままだ。
「動きな、デルタホース」
妖女が命じ、また指を鳴らすと―
『ブヒィィィンッ!!』
馬の頭がいななき、デルタホースが両前足を持ち上げた。
「ひぎぃぃぃぃぃっっっ!!!???」
そしてそのまま、再び両前足をズシン、と床に下ろすと。
「んんんぎああああああああぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
着地の勢いとミルキィの自重で、背面の鋭角がますます彼女の股間に食い込んだ。
「いや、やだ、やだぁぁぁぁ!!う、うごがない、でっ!!ぐいごむっ、ほんどに、ざげぢゃううぅぅぅ!!」
可愛い顔を涙と鼻水にまみれさせながら、ミルキィは泣き叫び続ける。
「―さて、もう一度聞かせてもらおうかしら。貴方、さっきわたしになんて言った?」
冷酷な口調のまま、妖女が問う。
「確か…そう、バカとかクズとか言ってくれたわよね。そのあたりのこと、もう一度私に向かって言ってくれないかしら」
「んぎぃっ、んぁぁぁあああああ〜〜〜っっっ!!!」
ズシン、ズシンと床を歩くデルタホースの上で苦悶に喘ぐミルキィには、もう先ほどのような威勢の良い言葉を吐く気力は無かった。
「ごめんなさいっ、ごめんなさいぃっ!!なまいぎなごどいっでぇっ、ごめんなざいぃぃっっっ!!!」
それどころか、口をついて出てくるのは謝罪の言葉だ。
恐怖と激痛を前にミルキィの心は完全に挫かれていた。
「うん、まあさっきの言葉は取り消すってことね。で、他には?」
「おろじでっ、おろじでぇ!! なんでもっ、なんでもいうごどきぐからぁ!おろじてよぉぉ!!」
「言い方」
どかっ。
妖女がデルタホースの胴を蹴とばす。
「いいっぎぃぃぃ〜〜〜ぁッ!!!」
本体が大きく揺れ、鋭角の頂点に跨るミルキィの悲鳴がまた大きくなる。
「おねがい、じまずっ、なんでもっ、いうごどっ、ぎぎまずうぅぅぅ!!おろじで、ぐだざぁいぃぃ〜〜〜っっっ!!!」
「ふん…まあいいでしょ」
妖女がパチン、と指を鳴らすとデルタホースはフッと消え去り、上に跨らされていたミルキィはドサリと床に転げ落ちた。
「あ…ぐっ…うううっ…うあああっ…」
身体を動かす気力も削られたのか、床に転がったミルキィは身体を丸めて嗚咽するのみだった。
「これはちょっとハードル高かったかしらね。わたしとしたことが少し感情的になってしまったわ」
妖女はふう、とため息をつくと床に転がるミルキィを見下ろす。
「とりあえず歯向かう気力は無くなったみたいだし…次は別のアプローチでいってみましょう」
(まだ…続くの…?)
ミルキィの心に絶望感が拡がっていく。
「あら、痛いのはこりごりって顔してるわねぇ。でもきっと次のは気に入ってもらえると思うわ…ふふふ」
「う、うう…ぐすっ…」
(も、もう、やだ…ツバキ…みんな…たすけて…!)
全裸で床に転がる惨めな状況の中でミルキィに出来ることは…ただ救いを求めて祈ることだけだった。
1002Res/624.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20