10: ◆6zhMICf/Vo[saga]
2018/01/20(土) 02:38:20.37 ID:ccohGWAj0
「まぁ、ベッドの方が楽だというのはほとんどわたしの方でして。足が伸ばせる方が助かるのですが、駄目ですか?」
「いいんですね。ありがとうございます。それでは早速」
「あっ。……背負ってくれるのですか。トレーナーさんは紳士ですね」
「でも……さっきのようにお姫様だっこはしてくれないんですね?」
「あら、顔が真っ赤ですよ。『あの時は無我夢中だったから』って、まぁ背負うほどの余裕はなかったのは確かですけど」
「あのときのトレーナーさん格好良かったですよ。お世辞じゃないです」
「だから……もう一度、やってもらってもいいですか?」
「……ふふふ。ありがとうございます。本当に優しい人ですね、トレーナーさんは」
「はい。わたしのベッドは下で、上は妹たちが使っているので」
「そこにゆっくり下ろしてくれれば……はい。ありがとうござ」
「ひゃっ」
「あっ……ニャース。あの子、散歩に行ってると思ったら、ホウとスイのベッドでお昼寝してたのね」
「飛び降りたとき、トレーナーさんの頭を足場にして向こうにいっちゃったみたいです。大丈夫ですか?怪我とかは……なさそうですね。よかった」
「それで……トレーナーさん」
「ここから、どうします?」
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