5: ◆6zhMICf/Vo[saga]
2018/01/20(土) 02:31:46.79 ID:ccohGWAj0
「トレーナーさーん。どうですかー?釣れてますー?」
「ふふっ。今日のわたし、絶好調です。このまま引き離しちゃいますからねー?」
「あ、言い忘れてましたけど、そっちの方、オニシズクモの巣が近いんです。近寄らなければ危険はないのですが、警戒心が強いのであまり刺激しないように……」
「そうです。その子がシズクモで、親はもっと大きくて強くて……」
「わわわっ!と、トレーナーさん!急いでそこから離れてください!オニシズクモが来ちゃいます!逃げますよ!」
「ひゃぁ!シズクモたちが集まってきちゃいました!?」
「トレーナーさん、大丈夫ですか!早くこっちに……キャアッ!」
「うぅ……あ、スミマセン。ちょっと足を滑らせただけで、シズクモの攻撃によるものでは……痛ッ」
「あ、足が……ごめんなさい、捻ってしまったようです」
「ちょっと、走るのは無理そうですね……トレーナーさん、ごめんなさい。先に行っててくれませんか?」
「大丈夫です。わたしのポケモンたちの力を借りて切り抜けるので、何も心配はいりません」
「さぁ、はやく……ひゃぁっ!?」
「お、お姫様だっこ……っ!?」
「は、恥ずかしいですっ!え?『自分のせいで足を挫かせてしまったのだから、これぐらいさせてくれ』?で、でもこれじゃあいずれ追いつかれちゃう……」
「何か策でもあるのですか?ふぇ?『ない』って、そんなきっぱりと……」
「『全力で逃げ切る』って、そんな単細胞なぁぁ―――――」
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