モノクマ「深夜枠に移動になっちゃった」白銀「えっ?」【安価コンマスレ】
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◆l29qlKqfi.
[saga]
2018/04/24(火) 01:28:03.23 ID:N7nckkZJ0
と、言い終わる前に乾いた音が鳴り響いた。気が付いたら白銀さんの顔が真横を向いていた。頬が赤くなり、掛けられていた眼鏡が宙を舞っている。他人事のように感じてしまったが、自分の右手が前に出されているのを見て、自分が叩いたのだと気付く。呑気に語る誘拐犯の態度がどうも気に入らなかったらしい。いや、全員が自主的に参加したのだと嘯いているから罪悪感が無くて当然なのか。
東条「あら、ごめんなさい。あの男の所為で気が短くなっているみたいね。続けてくれるかしら」
眼鏡を拾って手渡すが、此方に向き直った白銀さんは笑みを浮かべていた。嘲笑。明らかに馬鹿にしている。感情むき出しにして動くなんてらしくない。滅私奉公の信念を忘れたのかと嘲笑っている。
下らない。一年も付き合っていない分際で分かった気になるな。アレを滅茶苦茶にしてやれるならプライド位は捨ててやる。
白銀「はいはいっと。ま、此処からは推測だけどね。えっと、ダンガンロンパについてはもう知ってるよね?で、彼は皆と違って2週目。本物のダンガンロンパを勝ち抜いた超高校級の生存者。言っとくけど、前回は今みたいな温い恋愛バラエティとかじゃなくてガチのコロシアイ。外に出るために、友達となった子達を裏切り裏切られながら殺し合うっていう最悪なゲームなんだ。生き残った直後は皆で笑い合ってるけど、大抵の勝者はトラウマ持ちの人間不信になっちゃうんだよね。当然だよね。苗木君みたいな神メンタルのフィクション超人ならいざ知らず、真っ当な人間が殺し合いなんかしておかしくならない筈が無い。まあ同じ回に出るってことで天海君がどういう活躍をしたのか私は知らされてないけどさ。前回だって、どう考えても悪夢だったはずだよ」
東条「……だから狂っていると?」
白銀「うん。その記憶も今は忘れさせられている筈だけど、思い出しているなら辻褄は合う。多分、彼がやりたいのは私達チームダンガンロンパへの復讐じゃないかな。このお茶らけ企画を滅茶苦茶にして社の信用と売り上げをガタ落ちさせる。その後、外に出て戦争吹っ掛けに来る感じ?…………ま、それなら私が一番被害受けてないとおかしいんだけどね。こじつけ臭いけど理由を考えるなら視聴者にストレスを与えやすいからかな。私が苛められたって黒幕ざまあって思われるだけだから、何も悪いことしてない東条さん達の方を狙ってるんじゃないの?悪者は無傷でヒロインがボロボロにされてたら、そりゃあ皆腹立つでしょ」
長ったらしい考察を一息で言い切った彼女は此方の反応を伺うように、にっこりと微笑んだ。
顎に指を当て、白銀さんの言葉を反芻する。恐らく嘘はない。そうなれば、あの男もまた被害者となる。同情の余地はある話だ。個人的にも悪いのはチームダンガンロンパの方だと思う。だが、不思議な事に殺意が全然収まらない。更に不思議な事に白銀つむぎを殺してやりたいとまでは思えないのだ。違和感が膨れ上がっていく。星君の事があったとはいえ、自分はここまで粘着質だっただろうか。それに自分を心配してくれた百田君達の敗北を願うのは行き過ぎている。ここまで来ると………。
東条「………そう。色々と疑問は残るけど、ある程度は納得出来る動機ね。でも、そうだとしたら妙ね。何故、私達は生きているの?企画崩れにするのならR18規制の猟奇殺人を見せれば良い筈よ」
白銀「さあ?オーディションの時、彼は殺し合いを止めて見せるって啖呵を切ってたんだよね。だから殺しだけはしないと決めているんじゃない?あるいはそこまで非情に成り切れてないか。…………で、少しは自覚してるみたいだから聞くけど東条さんって彼になにかされたかな?別に叩かれた腹いせに言う訳じゃないんだけどさ。なんていうか、考え方が暴力的になっているっていうか、どうも普段より目がやばい気がするんだよね」
成る程。少しだけ彼の考えが判った気がする。女性のスプラッター映像の方が視聴者に不快感は与えられるだろうが、男の映像だってダメージは大きい。要は誰でも良いのだ。例え、それが自分自身であってもだ。
東条「彼を殺す。そう言ったら貴方は止める?傍観する?」
白銀「うーん。一応言っておくけど彼は殺されることを狙ってるかもよ?それならそれで番組が台無しになっちゃう訳だし。ていうか、東条さんは思いだしライトで殺意とか植え付けられちゃってるかもしれないよ。天海君の狙い通りにしないようにするならボコボコにするぐらいで終わらせた方が良いと思うけど」
普段通りを装っているが、白銀さんの表情が微かに揺らいだ。同じ女だ。彼女の視線が誰を追っているか何となくは理解している。それに彼女が私達と一緒に楽しんでいたあの姿に時折見せる痛ましい表情。全部が全部、嘘とは思えない。
まあ、だからどうしたとしか思えないのだから、私は確かにどうかしている。
白銀「少なくともマザーモノクマを見つけちゃえば外には出れる筈だし。って、なんで脱いでるの東条さん!?」
東条「茶柱さんの制服を返り血塗れにするのは気が引けるから。どうせ、貴方もじっとしている気はないのでしょう?自由に動くのを見逃してあげるから彼女に会ったら渡してあげてくれないかしら」
白銀「ちょっ!?何で普通に出て行こうとしてんの!?全裸だよ全裸!見えちゃいけないもん丸見えだよ!?待ってってば!力強いなっ畜生!判った!私のコスプレ衣装貸したげるからっ!ミニスカメイドの奴貸したげるからっ!」
東条「ミニスカートなんてメイドが穿く物ではないわ」
白銀「何その拘り!?裸の方が酷いよ!っていうか、乳首すっごい奇麗!!」
今の話を聞いて思い付いたことは言わないでおくことにした。面倒だったのか慈悲なのかは自分でもよく分からない。
まあ、殺すのは外に出てからでも構わないか。その間、たっぷりと苦しめてやればそれでも構わない。
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