勇者「おしっこ我慢ダンジョン?」
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1: ◆uc0/sWUMkSOW[saga]
2018/02/08(木) 14:11:21.33 ID:ZhKHPlulo

勇者「おしっこ我慢ダンジョン?」

神官「はい」

勇者「はいじゃないが。ここは純血の迷宮だろ? 聖剣を欲する物に試練を与えるっていう……」

神官「かつては、そう呼ばれておりました。しかし淫魔の手により猥らな呪いを掛けられ、試練は変質してしまいました」

勇者「聖剣は手に入るのか?」

神官「聖剣はあります。しかし、そこへ到る道は封印されてしまいました。開くには、鍵であるこのブレスレットに『処女の尿意』を集めて……」

勇者「え? なんて?」

神官「『処女の尿意』を集めて、全てのランプを点灯させなければいけません」

勇者「聞き間違いじゃなかった……。というか俺、男だぞ」

神官「そうですね。他の勇者候補の方は、みな女性なのに……」

勇者「ほっとけ」

神官「お連れの方を嵌めて、もとい、填めて頂いては?」

勇者「……処女かどうか聞けって言うのか?」

神官「処女でなければ、そもそも付けられないので、ご安心を」

勇者「それもどうかと思うが」

神官「しかし、ゆっくりしている暇はありませんよ。聖剣は1本だけ。数多く選ばれた勇者候補の内、真の勇者になれるのは一人だけなのですから」

勇者「……そうだな。じゃあ事情を話して、誰か一人に……」


神官「あ。このことはご内密に。仮にも聖域とされるダンジョンが、猥らな呪いにかかったとあっては国の恥。国民の知るところとなった暁には極刑でございます」


勇者「サラッと言うなよ」

神官「私と、パーティのリーダーである勇者候補だけが知ることを許されています」

勇者「……黙って付けさせろってことか」

神官「今日はもう遅いですし、明日また、同行者をお一人連れて、いらしてください」

勇者「一人?」

神官「勇者の同行者は1名までと規則で決まっています」

勇者「いやでも、ほら、今も大所帯のパーティが出入りしてるけど?」

神官「あちらは普通の冒険者の方々です。勇者候補生の場合はあくまでも試練ですので。……常人が5人以上で挑むダンジョンだったとしても、2人で攻略して頂きます」

勇者「そこは普通の試練なのかよ」

神官「表向きは普通の試練ですからね。くれぐれも、お忘れなきよう」



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