ゴブリンスレイヤー先輩
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9: ◆KZnt6dxe9U
2018/03/18(日) 22:04:26.67 ID:zrsKG01b0
ォン
オォン!オォォン!!

血、糞、体液の臭いが充満し、闇が広がる洞窟の中。
冒険者たち男4人は裸で輪になって、四つん這いになりながら犬の鳴き声を模して叫んでいた。
それを愉しそうに見つめるゴブリンG。その手には血のついた棍棒、股間は膨張。
血と体液が混じる淀んだ空気の中で、冒険者の一人、TDNは洞窟に来る前の時を思い返していた。
どうしてこうなったのだろう、と呟きながら。

人間にしては昼間。この洞窟の住人にしては真夜中。
カビ臭い洞窟の中に異なる臭いを広がり、乱入者を存在を知らせていた。
ゴブリン01は耳を地面に当てて、その乱入者を通り過ぎるのを待ち受けていた。
足音は8つの音、つまり4人。
あとはこの音が遠く過ぎるのを待って、横穴から飛び出し、背後から奇襲。
真夜中の夜食を妄想し、唾液が出る。
と、足音が遠くなった。
ゴブリン01とその仲間は横穴から飛び出す。
しかし、そこで見たのは冒険者たちの姿を見て、固まった。
そこには、全裸で尻に魔法使いの杖を刺して四つん這いで歩くDB。DBの首に首輪チェーンをして、ひきずって歩くキチョーリ。DBの尻を時折タイキックするHTN。
しかし、固まったの一瞬。すぐに襲いかかるゴブリン01たち。
そして、その一瞬のうちにDBに詠唱が終わった。
「雌豚は芥に。資本主義の豚は天上に。〈ライトニング〉」
HTNは優れた体術でDBの尻から回避し、DBの尻から雷撃の魔法が放たれた。
目の前で閃光。ゴブリン01思わず伏せた。頭上で死が通り過ぎ、背後で肉が焼ける臭いがした。
そして、目の前を見ると挟みうちを狙った前方からゴブリンたちがキチョーリにやられている。ゴブリンたちの断末魔。
ゴブリン01は逃げると決心した。前方のゴブリンたちを囮に自分だけ逃亡することを。
すぐ実行しようと、立ち上がり、洞窟の出口の方を振り返る。
と、そこにはぎこちない投球ファームで振りかぶる男が1人。
そして、衝撃。150キロ近い直球がゴブリン01を襲った。



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