6: ◆3wmi.HUQIo
2018/02/18(日) 23:15:55.52 ID:edeqr3Xo0
事後になると、俺たちの間で会話はパッと無くなる。
彼女は、薄いシーツを抱き締めながら、蛍光色のライトをぼんやりと見上げている。
俺は、目に五月蠅い色のカーテンを開き、喧騒に包まれている街を見下ろしている。
夜でも留まることの無い人の行き交いに、この都市の大きさを改めて実感させられた。
窓の外を見つめる。
正直、その行為に意味なんて無かった。
ただ、怖かった。
目が会うことが。
俺の想いを覗かれてしまう気がして。
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