ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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◆b0M46H9tf98h
[sage saga]
2018/05/24(木) 01:29:49.43 ID:6l21Rb3C0
…舞踏会当日…
アンジェ「…準備はいいわね?」
ドロシー「おう…しっかし丸腰だと落ち着かないな……」
アンジェ「…一応言っておくけれど、アルビオン外務省主催の舞踏会にスティレット一本でも持ち込もうものなら、たちまちのうちに王国防諜部が猟犬みたいに駆けつけてくるわよ」
ドロシー「わかってるっての……だから丸腰なんだろうが…うぅ、どうも落ち着かないなんだよなぁ……」
アンジェ「…だったらアメでもしゃぶっていたら?」
ドロシー「あたしは子供かよ?」
ベアトリス「ぷっ、くすくすっ…♪」
ドロシー「おいベアトリス、何がそんなにおかしいんだ……んー?」
ベアトリス「な、何でもないですよぉ…」
アンジェ「仕方ないわね。ほら…口を開けなさい、ドロシー」
ドロシー「は?…まぁいいや…あーん……って、ホントにアメ玉なんて持ってるのかよ!?」
アンジェ「ええ…たとえば「機密書類をあさっている時にその屋敷の子供に出くわす」…とか、そう言った想定外の出来事があったときのためにね」
ドロシー「そんな限定的なシチュエーションがちょくちょくあるとも思えないけどな……ま、もらっておくよ……ん♪」アンジェがどこからともなく取り出した黄色い大きなアメ玉をしゃぶりつつ車を運転する…
アンジェ「黄色でよかったわね、ドロシー…赤は毒入りよ」
ドロシー「げほっ、ごほっ…!」むせたせいで車がテールを振り、慌てて席にしがみつくベアトリス…
アンジェ「……冗談よ」
ドロシー「おい、私を殺す気か!?」
アンジェ「いいえ…軽いユーモアで緊張をほぐしてあげようと思って」
ドロシー「あのなぁ、本当に「毒入りアメ玉」を仕込みかねないヤツがそういうことを言うのは「ユーモア」って言わねぇよ…」
アンジェ「…そう」
ベアトリス「そ、それはそうとして…私たち、今日は一段とステキなドレスですよね♪」普段はなかなかおめかしも出来ないベアトリスのためにプリンセスが選んだ、裾のフリルもたっぷりあるパステルピンクのドレスと、小さなシルクハット風の飾りつき帽子…
ちせ「うむ…しかしこのドレスはちと恥ずかしいの///」肩をむき出しにした黒いパーティドレスには大ぶりなケシの花と紅いリボンがあしらわれ、日本ならではの白い大粒のパールが首元を飾っている…
ドロシー「そんなことないって…よく似合ってるぜ?」渋いがぐっと大人びて見えるディープグリーンとクリーム色のドレスに、貴婦人のような大きな帽子をかぶり、胸元を白い羽根飾りが引き立てている……
アンジェ「ええ、とてもいいわ」アンジェは「田舎出身の女学生」というカバーストーリーに合わせて見立てた少しデザインの趣味が悪いミルクティー色のドレスと、それに似合わないオレンジ色の造花がついた帽子を選んでいる…
ドロシー「……さてさて、そろそろ会場にご到着…ってな♪」
アンジェ「ではいつも通りに…」
…舞踏会・会場…
衛兵「あー…失礼ですがお嬢さまがた、招待状はお持ちですか?」
アンジェ「は、はいっ…!」小さいポーチの中をかき回しつつあたふたしている…ふりをするアンジェ
衛兵「…慌てずとも大丈夫ですよ。他のお嬢さま方もどうぞ招待状をお見せください」
ドロシー「はい、これね……♪」
ちせ「…うむ」
ベアトリス「はい、お願いします」
アンジェ「あぁ、あった……こ、これですね?」
衛兵「ええ、そうです…はい、どうぞお通り下さい」
ドロシー「えぇ…と、車はどこに預ければよろしいのかしら?」
衛兵「は、それは次のゲートで運転手たちがお借りして停めておきますので…どうぞごゆっくり」
ドロシー「ええ、ありがとう♪……ふぃー、あたしのカスタム・カーじゃなくて普通の車で来てよかったぜ…」
アンジェ「そうね…そろそろ玄関よ」
ドロシー「オーケー……アメはしゃぶり終わってるし、大丈夫だ♪」
アンジェ「結構」
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