ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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205: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2018/10/26(金) 12:06:03.82 ID:HS9g81Gh0
…午前中・港近くの部屋…

ドロシー「よーし、いい具合に化けたな…ロンドンのロイヤル・アクターズ・スクール(舞台学校)のメイク係だってこう上手くは出来ないね♪」


…港に近いネストには、表向きは慈善団体の主催している「貧しい人たちを救済する慈善事業」…実際はこうした場面で使えるように、コントロールが職員の着なくなった古着を貧民街の人達に寄付しては手に入れている、さまざまな大きさや汚れ具合をしたボロがため込んである……事前に選んでおいた汚れたショールとスカートをベアトリスに着せて、煙突の煤と土ぼこりを混ぜた「化粧」を施し、姿勢や態度を確認しているドロシー…一方のベアトリスは疑わしげに薄汚いスカートをつまんでいる…


ベアトリス「…本当にこんなのでうまく行くんですか?」

ドロシー「おいおい、私のメイク術なら年寄りだろうが子供だろうが思いのままだぞ…それにお前にはその声色があるじゃないか♪」

ベアトリス「それはそうですが…ちせさん、どうでしょう?」婆さんらしく背中を丸め、ちょこまかした歩き方をしてみせる…

ちせ「ふむ…背はちっこいし、見てくれは完全に年寄りじゃな…」

ドロシー「このボロいショールが決め手なのさ……あぁ、それと」…布に付けた何かをベアトリスの顔にこすりつけた……途端にひどく生臭い臭いが立ちこめる…

ベアトリス「うわ、何ですかこれ…!?」

ドロシー「魚油だよ…魚臭くない行商のバアさんなんていやしないからな」

ベアトリス「うぇぇ…」

ドロシー「なに、しばらくすれば取れるさ……手はずはいいな?」

ベアトリス「はい…護衛車が来たら馬車を横転させるんですね?」

ドロシー「そうだ…下敷きになる前にちゃんと左側へ飛び降りろよ?」

ベアトリス「はい」

ドロシー「それだけやったら、後はすたこら逃げ出せばいい…ただし、絶対に走るな」

ベアトリス「分かってます」

ドロシー「よし…ちせ、お前は何かあった時に備えて待機しておいてくれ」

ちせ「うむ、承知した」

ドロシー「私はモノをいただき、アンジェはそれを受け取って離脱…集合場所は事前に説明した通り」

ベアトリス「はい」

ドロシー「それじゃあバラバラに出て行くぞ…最初はベアトリスで、少なくとも五分は間隔を空ける」

ベアトリス「分かりました」

ドロシー「それじゃあ、三文オペラの始まりだ…防諜部の連中をきりきり舞いさせてやろうぜ♪」

ちせ「うむ」

ベアトリス「はい、頑張ります」

………




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