ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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◆b0M46H9tf98h
[sage saga]
2018/04/01(日) 02:20:56.03 ID:1GTaaQyP0
………
ドロシー「あーあ、しっかし監視任務って言うのは身体にこたえるんだよなぁ……ま、二人っきりだし仲良くやろうよな♪」一つきりの古ぼけたベッドに寝っころがり、組んだ腕を枕に鏡を眺めている…
ちせ「うむ…しかしぬか床をかき回せないのは困るのぉ……一応アンジェどのに頼んではきたのじゃが」ガタのきた椅子に腰かけ、欠けたティーカップで緑茶をすすっている…
ドロシー「ぬか床っていうのは…あのヘンテコな和風ピクルスの入れ物か」
ちせ「うむ…ぬか漬けと言うのは面白い物での、日に一回はかき回さんと空気が通わず腐ってしまうのじゃ」
ドロシー「ほーん…そう言うもんなのか」
ちせ「うむ…とはいえ堀河公にお願いするわけにもいくまい?」
ドロシー「堀河公…確かちせの所のボスだよな?」
ちせ「うむ」
ドロシー「でも、もしそうなったら面白いだろうな…♪」
ちせ「……うむ、その場面を想像したら存外愉快であった」
ドロシー「な?……あ、客が来たぞ」
ちせ「うむ…あれは……普通の客かの?」
ドロシー「…みたいだな。あんな流行らない貿易会社から何を買うのかは知らないけどな」…古びたレースのカーテン越し、窓からの眺めが上手く映るように三面開きの化粧台を置き、それに反射して映る姿を監視する二人……
ちせ「出てきたようじゃ…あれはジャムの瓶じゃな」
ドロシー「ああ、あのブランドなら知ってる」
ちせ「…顔の特徴も当てはまらぬようじゃ」
ドロシー「ま、最初からってことはないだろ」
…数日後…
ドロシー「なんだよ、客か…?」
主婦「あ、ああ…そうだよ。パンを買いたいんだがねぇ」
ドロシー「なら買えばいいじゃねぇかよ…違うのか?」
主婦「…な、なんだい…態度の悪い娘だね!」
ドロシー「……パン屋って言うのも意外と楽だな♪」
ちせ「ふむ…客を追い帰してばかりじゃがな」
ドロシー「なに、構うもんか。どのみちカバーなんだ、ロンドン一のパン屋になる必要もないしな」
ちせ「それもそうじゃな…おや、また客がきたようじゃぞ」
ドロシー「じゃあ今度はちせの番な」
ちせ「うむ…承知した」
労働者「おっ、そこの可愛い嬢ちゃん。パンを一斤くんな」
ちせ「…何アルか?…わたし英語少ししゃべる……パンは焼きたてよ、とても美味しいネ」
労働者「おう、それじゃあなおの事そのパンをくれねぇかな…ほら、金はちゃんとあるんだからよ」
ちせ「これ一ポンドか?…主人いないからわたし分からないアルよ、パンの値段ちゃんと見るヨロシ!」
労働者「あぁ、もうじれってぇな…じゃあ今度にするぜ」
ちせ「ちょっと待つヨロシ、なんで帰る!…ここのパン不味いことない、王室御用達ヨ!……ふぅ、なかなか難しいのぉ」
ドロシー「……くっくっく…ぷっはははっ♪」
ちせ「そんなにおかしかったかのぉ…」
ドロシー「あぁ、最高におかしかった…あははっ♪…今度劇場でやってみろよ、大ウケ間違いなしだ……ひぃー…腹の皮がよじれそうだ♪」
ちせ「……そうアルか?」
ドロシー「ひぃー、もう止めろってば…ぷっはははっ♪」
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