ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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515: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2021/02/26(金) 02:07:48.65 ID:JQTaCDNs0
…裏通り…

王国陸軍歩兵「よし、止まれ!…合い言葉を言え!」

…紅い上着に白いベルト、そして肩に掛けたスリング(背負い革)でエンフィールド・ライフルを吊って行進してきた半個分隊規模の歩兵……というのは真っ赤な嘘で、実際はオニールたち独立派の襲撃グループ……それに向かって、裏通りに立っている歩哨が誰何した…

構成員B「…」(くそっ、合い言葉だと…そんなの聞いてないぞ!?)

オニール「名誉と忠誠!」

歩哨「あの、失礼ですが……少尉どの、合い言葉が違います」

オニール「馬鹿な。こっちはこの合い言葉だと聞いているぞ……それより君はここでなにをしている?」

歩哨「はっ、ビクスビー伍長から「不審者を通さないよう見張れ」と命令を受けております!」

オニール「そうか…だが今から交代で、君らは休憩に入れ……次の交代時間までに戻ればよろしい」

歩哨「しかし伍長は……」

オニール「伍長は手はずに変更があったことをまだ聞いていないのだ……それとも何か、伍長の命令は本官の命令よりも優先されるのか?」

歩哨「い、いえ!そんなことは……」

オニール「なら問題はないだろう…ご苦労だった」

歩哨「はっ!」いかにも上流階級の士官らしいオニールの態度に接し、思わず敬礼する…

オニール「結構……さぁ、行け…!」歩哨が狐につままれたような表情を浮かべながら立ち去る間に、さっと警戒区画の中へと入り込んだ……

構成員C「…あったぞ、荷車だ」

オニール「よし……お前たちは銃声が響いたら荷車を押し出せ。おれたちは道に飛び出して馬車を銃撃する」

構成員D「分かった…」

…一方・ネストの一つ…

ごつい男「そろそろおれたちも動く頃合いだな……野郎ども、準備はいいか?」

構成員E「もちろんだ」

構成員F「いつでもいけるぜ!」

ごつい男「よし…いいか、おれたちはオニールたちが車列を取り逃がさないようにけつを押さえる役目だ。しくじるなよ?」

構成員G「任せておけよ!」

ごつい男「よし、それじゃあ行くぞ…!」

目立たない男「…」労働者風の上着の下にピストルを忍ばせ、左右をジロジロと見回しながら通りに出た独立派の構成員たち……と、さりげなくその後を尾ける一人の男…向かいの歩道にはその男の連絡役が付き、さらに十数ヤード後ろには連絡役らしいもう一人が控えている…

…少し離れた建物…

アンジェ「……引っかかったわね」そうつぶやくと懐から伝書鳩を出し、メッセージを付けて空に放した…

………

…数分後…

7「L、あなた宛に「A」からメッセージが届きました…その内容ですが「エリーはソフィーが好き」とのことです」

L「ふむ。これで少なくとも一人は情報を売っていたことが分かったな……よし、君は引き続きメッセージを受け取り「ダブル・クロス」(二重スパイ)の洗い出しを続けろ。せっかくの機会だからな」

7「はい」

…アイルランド独立派による女王襲撃に合わせて動きを見せるはずの王国防諜部やノルマンディ公配下のエージェントたち……そうした「敵方」に情報を流すべく共和国に潜り込んでいる王国側のダブル・クロスやモール(もぐら)を探り出すべく、コントロールは「クサい」とにらんだ数人にそれぞれ別の情報を「餌」としてわざと漏らしていた…

L「さて、後はこのまま上手く運んでくれれば結構だがな……」

………

…


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