ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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556: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2021/07/31(土) 10:54:14.74 ID:S+FDhnVg0
…しばらくして…

ドロシー「…さて、後はもう私が手伝わなくても大丈夫だよな?」

女生徒A「ええ…///」

女生徒B「とても助かりましたわ///」

ドロシー「なぁに、必要とあらばいつでも手伝うよ」

…さりげなく身体を寄せたり手を重ねたりと、心をときめかせるようなドロシーの言動に頬を火照らせている女生徒たち……普段は何かと素行の悪い振る舞いをしてみせているドロシーだが、その気になって演技をすると大変に魅力的で、同時に「籠の鳥」である女生徒たちからすると、その自由で奔放な様子には憧れめいた物も感じている…

女生徒A「はい///」

ドロシー「ああ……今度機会があったらお茶にでも招いてくれ」

女生徒B「喜んで///」

ドロシー「そっか、それじゃあ楽しみにしてるよ♪」

女生徒A「はぁぁ……ドロシーさんが側にいらっしゃると、わたくし顔が熱くなってしまいますわ///」

女生徒B「ええ…///」

…一方…

すました態度の女生徒「あら、ごきげんよう」

アンジェ「ご、ごきげんよう…」

取り巻きA「ごきげんよう、アンジェさん」

取り巻きB「ここでの暮らしにはもう慣れまして?」

アンジェ「え、ええ…」

すましや「それは何よりですわね。こうした上流社会の子弟が多い場所ではなかなか馴染むのが大変でしょうけれど」

アンジェ「ど、どうにか気張っておりますだ……いえ、頑張っております///」

取り巻きA「あらあら、お国言葉が出るほど緊張なさらなくたって…♪」

取り巻きB「わたくしたちはただアンジェさんのことを気にかけているだけですのよ?」底意地の悪いすましやと取り巻き二人が小馬鹿にしたような笑みを浮かべ、猫がネズミをいたぶるようにちくちくと嫌味とあてこすりを言ってくる…

アンジェ「そんな、私ごとき平民にお気を使って下さるなんて…///」

すましや「構いませんのよ、それが「ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の務め)」というものですから……今度、機会がありましたらお茶にでも呼んで下さいまし…ではごきげんよう」

アンジェ「ごきげんよう…」

…数分後・廊下…

ドロシー「よう、アンジェ…道が混んでたのか?」

アンジェ「いいえ、毛並みだけは立派な性悪猫に絡まれていただけよ」

ドロシー「なぁに、冗談だよ。むしろ時間通りさ……ところでベアトリスは?」

アンジェ「もう来るわ」

ドロシー「よし」

アンジェ「…手はずは大丈夫ね?」

ドロシー「当然だ……まずは私が廊下で見張り番をするから、アンジェとベアトリスで室内を調べろ」

アンジェ「ええ、お願いするわ…一応つじつま合わせのための「小道具」は持ってきているけれど、感づかれないのが一番いい」上手く理由を付けて借りたラテン語の書き取りを持っているアンジェ…もし鉢合わせしても「貸してもらった書き取りを返しに来た」と言い逃れることが出来る…

ドロシー「当然だな」

ベアトリス「…遅くなりました」時間に遅れまいと焦りつつも普段通りの歩調を心がけているのか、少しぎくしゃくした動きのベアトリス…

ドロシー「大丈夫、まだ許容範囲さ…むしろ焦って走ってきたりしたら人目を引くからな、よく我慢した♪」

ベアトリス「だってお二人に、急いでいるような時こそ「いつも通りに見えるよう行動しろ」って教わりましたから」

アンジェ「結構」

ドロシー「…よし、それじゃあ二人は室内に入ってくれ」

ベアトリス「はい」

アンジェ「ええ」


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