ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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◆b0M46H9tf98h
[sage saga]
2018/03/15(木) 00:51:01.30 ID:aa8L3LrH0
…case・ドロシー×ベアトリス「The perfume」(香水)…
アンジェ「さてと…今回の任務は王国防諜機関のトップ、『ノルマンディ公』の情報を提供してくれる人物と接触することにあるわ」
ドロシー「なぁアンジェ、どうして直接接触しなきゃいけないんだ?…メールドロップで受け取る「デッド・レター・ボックス」方式じゃダメなのかよ?」
アンジェ「仕方ないわ…該当の人物は情報提供の代わりにこちらへの亡命を希望しているの」
プリンセス「ロンドンの壁を越えるには私たちが手引きしてあげないといけないものね……接触場所はとある貴族の舞踏会よ」
アンジェ「当然、プリンセスと私たち『ご学友』の分の招待状は届いているわ」
ドロシー「なるほどな……じゃあ車を出そうか?」
アンジェ「ええ…接触は私とドロシー。プリンセスは動くと何かと注目を浴びるから、ベアトリスと一緒にカバーを」
プリンセス「ええ♪」
ベアトリス「はい」
ちせ「ならわしはどうすればよいのじゃ?」
アンジェ「ちせは今回の接触が罠だった時に備えて潜んでいてほしい…銃は音が大きいし、よっぽどの事態でない限り抜けない。その分刃物なら静かに処理できるから」
ちせ「…うむ、承知した」
ドロシー「それじゃあ、お洒落なドレスで行くとしますか♪」
…舞踏会…
プリンセス「あら、伯爵夫人…ごきげんよう♪」
アンジェ「…予想通りプリンセスが会場の注目を集めているわ」
ドロシー「まぁ、プリンセスだもんな…おっ、ノルマンディ公が来たぞ」
アンジェ「……プリンセスに接近しているわね」
プリンセス「ご機嫌麗しゅう……あら」
ノルマンディ公「これはこれは奇遇ですな、姫君…舞踏会は楽しんでおられますか?」
プリンセス「ええ、とっても♪」
ノルマンディ公「それは何より……では、失礼」
プリンセス「…おかしいわね」
ベアトリス「何がです、姫様?」
プリンセス「伯爵の主催とはいえ小ぶりな舞踏会なのに、ノルマンディ公が来るなんて……何かあるわ」
アンジェ「…どちらにせよ、接触の時間はもうすぐよ……場所は中庭。「舞踏会の最中に気分が悪くなって、新鮮な空気を吸いに出た」と言うことになっているわ」
ドロシー「了解……で、あたしが付き添いってことだな」
アンジェ「ええ…年齢的にもオールドミスになりかかっているし、ちょうどいいわ」
ドロシー「う、うるさい!……これも任務なんだから仕方ないだろ?」
アンジェ「冗談よ」
ドロシー「…」
アンジェ「それじゃあ、スリー、トゥー、ワン…任務開始。……あー、急に頭が痛くなってきただー」
ドロシー「…ここでその田舎者設定を使うのかよ……気分がすぐれなくていらっしゃるの?」
アンジェ「んだー、頭が痛くて割れそうだー……空気を吸いにお庭に連れて行ってくんろー……」
ドロシー「ならお手をお貸ししますわ……あと、その顔で棒読みするのはやめろよ…噴き出しそうになるだろ」
アンジェ「…いいから……ランデヴーまであと五分二十秒よ」
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