ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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◆b0M46H9tf98h
[sage saga]
2018/05/11(金) 11:06:33.17 ID:seBLmBr70
…越境決行日・王宮…
プリンセス「……わたくし、今日はお買いものに行きたいの♪」
女性エージェント「は…では私たちが警護いたします」日傘とシンプルなドレススタイルをまとった二十代後半のオールドミス…に見える護衛のエージェントがプリンセスの左右に付く……
プリンセス「いつもありがとう♪」
エージェント「いえ、それが務めですので…車を手配させます」
プリンセス「ええ、よろしくね」
…ロンドン市街・公園…
貴族「さて…手紙で言われた通り来てみたものの……誰もいないじゃないか」
ベアトリス(CV…石塚運昇)「……貴様が陛下の治世に異議を唱えている不満分子だな?」
貴族「な…私はそのようなこと……!?」
ベアトリス「…私を知っているかね?」
貴族「あ、あぁ…アルビオンの公安部……」
ベアトリス「ならば話が早い。貴様が王国に尽くす貴族であることを行動で示せ……まずは十五分以内にチャリング・クロス駅へ行け」
貴族「…行けば私を助けてくれるのか?」
ベアトリス「質問するのは貴様ではない…早くしろ」
貴族「わ、分かった…!」
…
王国エージェント(新聞売り)「……対象に動きあり」
エージェント(靴磨き)「…確認した、合図を」新聞売りは朝刊を振り、合言葉として記事にないニュースを叫ぶ…
エージェント(店の御用聞き)「追跡開始……了解」御用聞きはサボリをやめ、さも忙しそうに駆け出す…
…
…公園を見渡す屋根の上…
アンジェ「案の定ね……ちせ、あなたは先回りして」
ちせ「うむ」…さっと屋根裏部屋の窓から屋内に滑り込み、裏口から出て行くと何ということもなく歩き出す……
アンジェ「それじゃあ私も…」するりと屋根裏部屋から玄関へと回り、女学生らしく歴史書を不器用に抱えて出て行った…
………
…チャリング・クロス駅…
貴族「そ、それで私はどうすればいいのだ…」
ベアトリス「……新聞を買え。王国寄りの「ロンドン・デイリー・ニュース」を買って「株式市場」のページを表にしろ」
貴族「わ、分かった…」
エージェント(新聞売り)「対象は駅に入ったな…どうやって越境する気だ……」
エージェント(御用聞き)「とにかくこの格好では駅には入れん…増援を要請しよう」合図に台帳をパラパラとめくる…
エージェント(紳士風)「……奴は駅だな?」
エージェント(新聞売り)「はい、そうです」
新聞売り「おい!ここは俺たちの場所だぞ、勝手に入るなよ!」
エージェント「すんません…何しろ今日はじめたもんで!」
新聞売り「ったく、ふざけんなよ!」
エージェント(紳士)「まぁまぁ、落ち着きたまえよ。彼もおわびしていることだし、私も喧嘩など見たくない…君からも買ってあげよう」
新聞売り「どうもありがとござんす、貴族の旦那…♪」
エージェント(紳士)「なに、構わんとも……急ぎ事務所に行って増援を呼べ、対象「C」に動きあり……とな」
エージェント「…了解」
アンジェ「……それでいいわ」
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